2015年1月から、2023年5月まで、X(Twitter)にて数理研究メモの目的で投稿した短文である。
2015年1月28日
世界平和において希望は何か.科学の完成,工学の進歩,利潤の拡大,世界総資本の増進,新芸能の誕生..
情報を利用したり,知識を広げたり,物事を発見するだけでなく,宇宙を旅行したり,地中を探検したり,空中を移動したりできれば,わたしたちの幸せはしばらくの間,続くだろう.
不可能なことを考えよう.不可能だと考えられてきた課題を見つけ,答えをひねり出し,自力で問題を発見しよう.
テレビや新聞などメディアの効能は,情報の薄さと多彩さにある.情報はもやもやした情念を認知させる.情報に薄く広く触れるとリラックスする.情報を短く要約すると記憶しやすい.
現在の職層が他の産業によって萎縮するとき,現在の産業に変化を強いられると感じたときは,他の産業の影響によって新姿の業態へ変貌した後の風景を描いてから,現存する産業の最少必需を基軸に業務の設計を洗練しなおす.
好きなことがあり,時間をかけられる環境にあれば,情熱を注いでいるうちに幸福になるだろう.娯楽となるものの遍在,飽きずに打ち込めることの確保,基本的給与を稼げる職業.
2015年2月9日
学問は何もないときにも人をこうなんというか覚醒と幸福の入り混じった感覚に酔わせるものなのかも。
分からない学問に格闘する時間がこの上なく幸福であるとき、分からないことが出てくる幸福を思う。
分からない本が置いてあることは分かりやすい 世の中に分からないことがある 証人になる。
2015年2月12日
ディスプレイのバックライトを電球色にすれば、メンタルな患者がだいぶ減る。職場でリラックスしてしまいたい人におすすめ。作業中に昼光色と切り替えられれば集中の緩急がつけられる。
もっとゆっくり生産しないと、未来の世代が消費する商品がなくなってしまわないか。新製品、新産業は小出しにしたほうが楽しみが長続きするように思う。
生産性を第一にする考えも忘れられていくに違いない。早く大量に、え、脳が気持ちいいのはわかるけど。効率よくゆっくり仕事する知恵と仕組みをすべての職場に。
私たちの大切な臓器は、きっと、早さを求めすぎることに危機を感じる。だから個性的に発達する。本当は早さより、しっかりとした秩序のなかで愛することを快いとする。早すぎる快適さに私たちは慣れすぎてしまっている。
2015年2月15日
人間臭い論理系を人間臭い方法で展開するには。人間臭さが8値で表現できることが証明できたらすごいことだわ。
素数の濃度は自然数の濃度より薄いけども、素数も自然数同様に無限個あるから、無限大へ極限をとるとき、自然数でとっても素数でとっても同じことになるよな。
数学の問題を解く趣味は、お金があまりかからない。数学の世界に住めば、ことばに無駄が減り、数学の問題をつくれば、発見を楽しめ、数学の分野を開けば、未知にわくわくできる。こんなことをし続けたいのだ。仕事と両立しながらね。
2015年2月16日
数百万円の元手があれば簡単に殖やすことができる時代だから、市場の盛況を引いてみている。投機家たちが株価を潤している重要性に感謝しながら。
投機家の仕事は、お金を殖やすことである。自分の元手を殖やし、市場に出回るお金を殖やし、膨れ上がるにつれ退屈な時間を殖やし、さらに投機する機会を殖やす。
もう戦争はこりごりであるし、もう不況もこりごりである。これが今回の好況を支える心理ではなかろうか。平和を維持できれば景気は再び循環するし、平和が増大すれば景気は上止まりしながら循環する。
2015年2月17日
管の流れは時間で微分すれば良いが、微分ではきれいに値が決まらないので、管の体積が変化すると考える。加速度も時間で微分すれば良いが、同様の理由で距離が変化すると考える。われわれは微積分にとらわれ過ぎている。
成果のための勉強は、成果が出たら終わりにしてしまえる。合格、論文、昇進。勉強の目的は研鑽を積んで喜びを増すことだから、研究を取り上げたら生活に何も残らない人を目指すのでなく、研究するほど生きる喜びが増すような主題を取り上げたい。また、個人的な喜びが先立つところにとどまりたくない。
2015年2月20日
インターネットにつながっている媒体を持っているからといって、すべてを知っているわけではない。インターネットにつながっているからといって、すべてを知れるわけでもない。しっかりとした勉強は、広い興味や好奇心によって続くもので、聞いていて興味深い話ができるものなのだが、
知っていることに飽きてしまうのは人間の性質から自然なことかもしれない。新しい情報を入手し考えを変えていくより、変わらない認識をつくりあげてしまうほうを選びやすい。自然法則は大まかには覆ることがないし、歴史は判明している分は主な流れは変わらないし、社会はいつも同じ様相で動いている。
こうした一段抽象的な語彙を使う思考は、とてもなにかを意味することがある。思考がことばを運んできてつなげているさまは、なにか詩的な運びをはらんでいるようにみえる。その人が使う語彙が、なにか空疎な内容を指しているようでいて、豊饒な優しさなり愛情なりを隠しもっているように読めてくる。
2015年2月23日
知識はみんなのもの。若手の研究者にとって、知識の皆有性は、知識をめしのたねにしていいものか悩ませる。結局、教育や高度性を隠れ蓑にして知識労働者を選ぶのだ。物理学の完成が近いなかで、無償のメディアインフラのもとで、知識労働が廃業するかもしれない職種であることを、うすうす知っている。
知識労働とは何だろう。この調子で教育的水準が上がり、だいたい知っている大人ばかりになり、世界を回っても同様なら、世界のどこでも共通の言語で仕事ができるようになる。世界で開発が進み、次世代に産業の遺産ができる。モノの流通は止まないから、経済は回り、人類は生きながらえる。なら楽観的。
知識が発見し尽くされたころ、知識を追求することに倦む人が増え、本や電子メディアから離れ、仕事に精を出す人が増える。こうして経済が回り、世界の総資本が増え続け、一方で理論に基づく発明が生まれ続け、世界のどこにでも暮らしやすい地域が維持される。これも楽観的。あとは飛び出す勇気なのか。
2015年3月31日
どんなに賢い者も,神に勝る者はいない.
2015年4月15日
記号が際限なく循環する維網において,どれだけの用者によって閲覧されたかではなく,どれだけの回数その記号が複製されたかが,記号の価値を決めるのだろう.また,どれだけの期間その記号が保存されたかも,計量できる指標となるだろう.用者数,複製回数,保存期間による新しい仕量が登場しそうだ.
2015年4月18日
匿名の効能。人物ではなく内容で議論されやすい点。
2015年4月20日
この宇宙の遠くにより大きな宇宙があるなら、その宇宙に属する星の光が届いているはずだが、届いていない。これは、とても遠いからだ。数百億光年のオーダーではない、もっと遠い宇宙に、引き寄せられているから、膨張しているようにみえるのである。と考えることができてしまう。
ところが、180億光年より遠くなると、光よりも速く遠ざかることができる。より大きな宇宙は光よりも速く遠ざかれる。その宇宙の星の光はわれわれの宇宙に届くことはない。。宇宙にはわれわれの宇宙のほかにより大きな宇宙があること、それに引き寄せられていることをしりぞけるのではない。
この宇宙がつぶれてしまうとき、より大きな宇宙は守ってくれないことになる。わたしたちの宇宙が終わってしまうとき、無数の宇宙が生き残るからあとは頼んだよ、といえるなら、すこし穏やかに最期を迎えられる気がする。わたしたちのほかに、似たような生命がいるのなら、なおさら。
なにをやっても小さなこと。ただ、思いはおおきくひろがれる。小さな部屋で、雨音や風の音を聞きながら、小さなことをする。社会で活躍しなくても、影響を与え続けられなくても、小さな一生を小さく、小さくまっとうしてみたい。欲を出せば、頭が働くまで、宇宙の研究を重ねてみたいな。
2015年5月7日
金持ちになるって,勇気のいることなんだと思う.金持ちがいなければ,私らの生活は成り立たない.だから社会は金持ちを必要としている.でも金持ちは幸福になることが難しい.金持ちは,資本の拡大につきものの犠牲なんだ.感謝しなければ.
2015年5月9日
生活に必要な分だけ働けばよい.生産性を考えると,なるべく短く働くほうがよい.生活に余計な富は持たないほうがよい.賃金が上がらない労働条件に満足すれば,仕事以外の事柄で満足を追求できる.お金のかからない遊びを知っていれば楽しい.たぶん苦痛や苦悩などなく,これが豊かさの実態だと思う.
子どものときにした遊びは,お金がかからないものが多い.そんな遊びを大人になってもたくさん知っている大人は知恵があってすてきだ.大人はどうしてもお金を使う遊びをしたがる.稼いだ対価をすぐ欲するからだ.勉強に対価がないとよく知っていると,労働に対価を求めずに,人生が自由になると思う.
2015年5月10日
二年前の研究によって,数理の理論が終わるだろうと考えていたが,終わるなど妄想だとわかった.膜は確かに管や体積流体を表せるが,そういった枠組みが唯一の物理学ではないことくらい,だれでもわかる.物理量は物理量を組み合わせれば未知の物理量がいくつもつくれる.理工学はまだ奥が深いままだ.
説明できることが基準だった時期もあるし,実験して真偽がわかることが重要だったこともあった.だれもが納得するために理論があるのなら,納得しない人がつくりだす体系を取り入れることが貴重になる.また,奇跡など,説明できない現象に遭遇したとき,体系がガラッと変わり新たな面へ展開していく.
神さまを知るために,神さまのお造りになったものを知るために,数理の理論がある.けれども,カントが述べたように,モノ自体を知り尽くすことなど可能だろうか.可能なら,知り方は一通りではないだろう.つくって壊してみたり,ちがうものへ変えてみたり,外からいろいろなものを加えたり消したり.
2015年5月15日
目には目を,という教えは古いのに.迎撃とか応戦とか.攻められたら応じないで祈る.それがいちばんの自衛になる.戦場となった土地を整理して祈りの模範を垂れるのが自衛隊の仕事と思う.武器はいらない.
路上のガムを除くにはチョコレートで拭けば良いと考えた.温かい雑巾で拭けば溶けていくし,拭いた後はアリにも優しい.が,チョコレートがもったいないとすぐに気づけてよかったのだろう.
2015年6月22日
完全に幸福な地点では,不幸になる種がことごとく取り去られた,不幸を去勢された,ゼロかプラスの空間に匿われたまま,幾何をなすかなさないかが時折決まる.不幸への退路を断たれ,幸福に歩まざるを得ない.幸福を追求しなければならない権利に義務の意味が付け足された,幸福をほどほどにする幸福.
私の父は自分のためにお金を使わない人だ.格が高い.そんな父の思想を見習って,私もきっと,そうなるだろう.自分の欲しいものは文字と思想なので,自分で文字列をつくりつづけられれば,お金をほとんどまったく使わずにいられるのである.投資のほうは上がったらラッキーくらいに構えている.
2015年6月23日
結合律を満たさない代数を探究したい.演算の順序が大切な系.どんな非線形空間になっているのか.楽しみ.何年か遊べるぞ.
P1:Aさんはかしこい.
P2:Bさんは背が高い.
P3:その人は猫が好き.
(P1+P3)+P2だと,猫好きはAさん.
P1+(P2+P3)だと,猫好きはBさんとなる.内容はイコールではないが,NOTイコールでもない.P3はどちらかの項に情報を加える役割があり,矛盾は起きない.
ともあれ,3項あるなら6通りの結合がある.それぞれで計算結果の意味が異なる.
それは,という指示項があると指示先が異なれる.ポインタ.それらはという複数指示も可能.
2015年6月24日
チューリングは波動関数を幾何的に理解した人だ.彼のパターンは水面にも風紋にも指紋にもその他自然のなすさまざまな波紋があてはまる.生物の形だけではなく.波動関数につまっているあらゆる情報とは,このような波紋たちなのだ.膜で考えると,規則性のある膜,といえる.
観測問題で神がサイを振らないことは,物理学の目標なのだ.すべての謎が数式で表されることを意味しているから.隠れた物理量があり,クラスター分解しなくてよいほど因果律で捉えないで済むような数学で書ければよい.
2015年6月30日
人工知能が人類最後の発明だとしたら,新しさに楽しさをおく習慣はついえてしまいそう.余程の暇人によって新製品が出るか,毎日を淡々と送る若者が社会をつくっていくだろう.石や棒で戦うこともないんだろう.新しいものに興奮できるのもいまのうち.わかりやすいもので楽しめるのもいまのうち.
2015年7月3日
戦後生まれは戦争を知らない,わけではないよ.世界のさまざまな地域の戦争を,メディアごしに見てきたじゃないか.同時多発テロの映像は,いまでもトラウマだよ.やられたらやりかえす,では,いつか後悔する.必ずね.現代のデモが暴徒化しないのは,この理由なのね.非暴力で訴えてる.言論も.
2015年7月6日
宇宙空間において膜に孔が空いているとき,その孔をひもで切ることはできるだろうか.その孔はなぜ孔なのか.孔が閉じずに管へと成長するのではなく,孔が閉じることもある.孔が閉じると平坦な膜になり,孔が管になると開いた膜になり,孔が覆われると囲われた膜になる.閉じたひもがつくる膜たち.
2015年7月8日
膜に孔が2つ以上あるとき,孔同士は管を結べる.3つ以上あるとき,管は枝に分かれられる.枝分かれした管は孔ないし輪をつくれるか.つくれるなら膜に切られたまるい管だ.しかし,管の途中に孔が空いているとき,その孔から管が伸びていける.さて,管の中を通る粒は,いくつの分かれ先を通れるか.
2015年7月27日
陸で接していないという国の性質により,平和主義は維持できていた.そこがわが国の独自性だと思う.他国のような軍備を模倣してもねえ..
昔,聞いたことのない音色 というブログ記事を書いた.平和主義を謳う憲法を世界に展開しようというのが趣旨であり,押しつけられたものだとしても,今度は日本から世界に平和を展開しようというのが要旨なのです.困った.
自分でつくるより,敵となりうる存在から与えられたから,平和のきまりになるのでは.だから日本から与えてみようと.与えられた憲法を変えるなぞ愚で,与えられたからこそ,平和主義が機能したのでは.
平和主義を謳う憲法を与えられると,確かにネトウヨのような趨勢がわくだろう.自分たちで制定しようという動きも起こるだろう.でも平和以上に意義のあるきまりがあるだろうか.平和なら人々はなんとかなるのではないか.現代日本は憲法が与えられた珍しい国.こんどは他国に平和を与えてほしい.
2015年8月1日
自分で発見したものごとは,わかりやすく説明できる.わかりやすく説明するためには,ものごとを自分で再発見する必要がある.
2015年8月4日
暑いのでエアコンつける人が減らないうちに,太陽エネルギーを食べる樹木量が増え,二酸化炭素濃度が下がり続ける.こうして二酸化炭素濃度が上がらない《のに》気温が上がる.最近の気候変動は,人間が介入できる要因によって気候をますます前例のなかったものにしている.これは数十年前からそうだ.
樹木を燃やして火力発電するなら,化石燃料が尽きたとしても,小規模であるがやっていける.バイオマス発電は生物によっていつまでも現在を循環するので,《となりでとってきて燃やす》ことができる.少しのバイオマスで効率よく電気を取り出す方法がないだろうか.家庭用の小バイオ発電機があれば.
エントロピーは,高さと重力加速度の積に比例する.つまり,量子から量子が離れていくことをエントロピーが増えるという.宇宙を量子と捉えると,宇宙はエントロピーが増大している.エネルギーを持ってしまうために,物質はしじゅう運動し続けなければならない.誰かのところへ行かなくてはならない.
エネルギーを持ってしまっているから,エネルギーをゼロまで消尽せんとする意思が,物質にはあるかのようだ.エネルギーを温存できるものは,みなエントロピーを低く保てる.宇宙はエネルギーを温存できない.人間にはとてもゆっくりだが,エネルギーをゼロにするバカみたいな生き方をしつづけている.
たんぱく質の変性を駆動させるスイッチって,表面より内側に穿たれた孔のような形をしていることが多い気がする.圧力やエネルギーなど外側表面に集まる作用をため込めるから,分子全体を変形させるに効率がよい.表面で散乱させるより,内部の多くの原子面にぶつかるほうがより多く伝わりやすい.
2015年8月5日
科学は,深い見方というより,異なる見方をさせる.科学は今のところ深さを知らない.深い対象を扱うも,深い見方によって例えば神のように人を完全に救うことはない.神に比べれば浅薄な知恵にすぎないし,科学が救えるものはものを使うこととものをつくることを通して,ものによる解決を図るだけだ.
2015年8月7日
焼いてから煮るのと煮てから焼くのでは異なる料理ができあがるように,結合法則を満たさない論理がある.時系列において割り込みや交換が起こると,それは複雑系になるのでは.因果は時間とともに流れるが,一般にひとつの対象にでさえ,異なる要素が同時に複数働いている.
交換可能な順序は並行だが,交換した結果が同一にならないとき,その順序は結合法則を満たさない.結合法則を満たさない論理は,割り込みなどによって要素を追加しても,同一な状態に戻ることはほとんどない.交換可能であれば,要素の追加によって順序をもとどおりに修復できる.要素還元性の特徴だ.
したがって,割り込みや要素の追加といった複雑系をもたらす要因によって,順序をもとどおりに戻せる系を要素還元的といい,もとどおりにできなくなる系を順序因果的といえそう.前者の特徴は結合法則を満たす結果がいつも得られること,後者のそれは結合法則をいつも破る結果となり続けることだろう.
2015年8月8日
なぜ視覚は脳の後ろで処理されるの?見ているから?なぜ空間運動系は脳の上なの?歩くから?なぜ言語系は脳の両脇なの?話すから?器官からいちばん遠いところに信号が集まってしまうのはなぜか,という問いが立つ.
そうだとしたら,前頭部からもっとも遠いのは首の付け根だ.あたまとからだをつなげる重要な部分で,あたまを支えるだけで凝りやすい.なるほどあたまを支えている状態で首を縦横に振ることが頭脳労働の重要な刺激であるとしたら.計画性は起きているときにいかに判断するか.首であることに納得.
海馬は言語野からもっとも遠く,辺縁系は大脳からもっとも遠い.遠いところにあると,ニューロンがより細く長くしまわれる.なぜ距離をかせぐのか?なぜ近くに置いておかないのか?
ニューロンの伸びのもっとも先端に,伸びる刺激が保存されているなら,ニューロンが力を記憶していることと合わせて,長い距離を稼いでいることに納得できる.仮にニューロンをどこまでも伸ばすなら,すべての記憶が消された冷たい回路ができるのだろう.ある程度の有限の距離だけにとどまる効能だ.
2015年8月12日
仕事がらくで,この仕事を人生で大事なものだと思うことがなかなかできない.勉強をずっとしている人より社会で立派に働いている人のほうがすばらしいといわれるけど,私も自立した社会人であるけれど,社会での成功や裕福な金銭を重視せずに,最少の金銭を稼ぎ残る時間を学問に費すほうに傾いている.
貧乏性なのか,自分から贅沢することができない.そのくせ本は買うけど.なのでお金はあまり減らない.安らかな老死まで食べ続けられるとわかり,ほっとして研究を重ねている.聖書のなかに,資産のほとんどを神さまに献金した人が出てくる.お金なんてたくさんあると減りやすい.少しだけ管理したい.
2015年8月18日
人を使う,なんてことはできぬ.使うくらいなら使われていたい.
2015年8月19日
人生を数学に捧げると定めたが,想定内の恐ろしいことが起きている.物理学に興味を失ったのだ.単純な幾何ですべて説明がつき,謎がないのだ.なんということか,あるものすべてが数学であるこの世界で,数学で捉えきれないものを探すのは無理.新しい数学を作ったり古い数学を嗜むのは少し不自由だ.
古い数学を嗜むにしろ,嗜み方にもいろいろあるから,数学を探すことに飽きることはなさそう.古きをたずねて新しいつながりを知れたとき,うれしい.大学程度の数学のなかにも,まださほど知らない数学がいくつかあるので,高校までに感じた疑問のうち解消できていないものも大切にしていたい.
ともあれ,数学を俯瞰した地図のようなものをつくりたい.また,そこから数学の尖った研究が多彩にみえるようにしたい.物理に偏向した数学については,数学的背景,もとになった数学を主な内容としたい.ぼくは自称幾何学者なので,すべての数学を幾何で表して理解してきたため,幾何を使う.
どうしても幾何にならないものは,せめて図にする.数学事典なる本が五千円くらいで買える.この本で大体覆えているので,まずこの本を買って満足できないところから始めたい.この本にも載っていない数学を知るぼくは幸せな数学者だ,自称ね.最近は,後世の数学者が幸せかどうかよく考えているよ.
でもふつうに考えたら,幾何でしか考えていないから,あきてくるのであるから,幾何にならない視点からもみられるようになりたい.そうでないと幾何馬鹿になるだけだ.あるいはさまざまな視点を幾何にしてみる,という実験課題もたくさん見つかりそうなので,しあわせだ.
ともあれ,生活を犠牲にしてまでするようなことではない.生活の傍らで,知的な趣味として嗜むことにすぎない.ガロアの激情を受け継いではならない.ああなるものだけどね.
2015年8月21日
虚数は二乗してマイナス1になる数だから,二の二乗するともとに戻る.だから4次方程式は解けるがそれ以上は異なる.
とすると,三乗して何かになる数があれば,9次方程式まで解けるのではないか.ともあれ,5次以上の方程式は合同式を使えば公式が現れるかもしれない,は調べる価値のある課題だ.
2015年8月22日
早さも機械が得意とすること.早く仕事する能力も機械に取って代わるほうがよい.人間はゆっくり考えるようにしないと精神を壊します.早さは機械の範疇です.
2015年8月26日
近代がなぜ生じたか.寒かったからだ.熱機関など,温暖化させる装置が進んで取り入れられていたのは,寒かったからだ.温暖だった中世は安定していた.現代もまた,安定するだろう.
近代誕生の秘密はその寒さにある.新大陸へ船が向かったのは,暖かい土地を求めたかったことも理由のひとつだったに違いない.バカみたいに熱を広げる産業を推進したのも,暖かくなることが善だとの中世の教えがあったからだろう.
そう考えると,温暖化は人間にとっては善かもしれない.現代は寒いときに暖をとれる近代の遺産が身近にあるため,気温に関わらず生活できるが,気温の変動が激しくなる現代は,世の中の動きが激しいように思うわけだ.世の中の動きは気温の振れ幅によって変化する.気温が制御できることは希望である.
2015年9月5日
自然科学上の発見をした科学者がなぜ謙虚か.自分が散々労をして真理に至った結果,誰にでも分かることだったというからだ.自分が開拓した手法で誰でも同じ結論に達することができるから,手法の開拓者としては先達であるが,誰でもたどれる真理なので,傲慢にならない.検証されればなおさらだ.
2015年9月13日
一人で生きていける時代なのかもしれないけど,誰も一人で生きていない.
2015年9月18日
神とは時空を支配するお方だと思う.祈りが届けば雨もあがる.小さな祈りは小さな電磁気エネルギーとなって,私の周りの電磁場から大きな空間へと祈りを伝える.無数の宇宙の始まりの前に,無限無辺の時空を操る方はすでにいたのだ.何もない時空で何をして何を考えていたか,想像するとわくわくする.
2015年9月23日
答えのない問いには,たいてい推奨される答えがある.関連する問いを得るための入り口となる命題である.仮に入り口の周りをぐるぐる回っているだけだったら,その人は答えがないことを誤解している.答えは自分で見つけようとしなくてよく,神がいることを認めれば自ずから最初の問いの答えが出る.
2015年9月28日
古代の遊戯の復活という主題.淘汰されたものを時代をかえて再臨させるという副主題.
2015年9月29日
逃走は進化を実現した手段のひとつだろう.人類が地球中に広がったのは,生物のなかでも特に逃げるのがうまかったからだろう.ヒトは暖かいところが好きなのだ.家に帰ると温かい家庭が待っているサラリーマンや生徒の逃走を連想する.
2015年10月4日
多様性のある個性の共存する社会を教育でつくるのは大変.日本人の基盤を画一的教育で身につけたふつうの日本人対あふれた人という構図は変わらないまま.個性をどのくらい共存させるかって難しいし大変.
勉強も研究も発表もネットワークがあれば何歳からでもできるから,早期教育には期待していない.僕が高校のときに千葉大学が募集を始めたけど,習うより慣れろ,でひとりで研究を始めることにして,いまに至る.研究については自分の選んだ道でなんの後悔もない.こんなこと誰からも認められないけど.
才能をつぶすさまざまな要因から,才能を発揮できる領域を保護し,集中する時間と環境を満足のいく分量だけ確保するすべをわきまえれば,どんな境遇にあっても楽しめると思う.
2015年10月5日
みんなやっているからという理由だけでできるというのは,日本の強みだと思う.みんなやってきたことだから大したことない,ここに謙遜が出てくる.日本人はキリストを知らなくてもキリストに近い.無理して壊さないでほしい.
いろんな国の文化を,異質なものとしてとらえずに,すすんで受け入れていくのも,日本の強みだろう.文化の背景を押さえるより,まず文化それ自体に着目して,日本らしく紹介することも得意だ.幼いときから深い意味のない混合文化生活を送っていることも,高い文化を作るもとになっているように思う.
産業革命以前は,ものをつくる意識はうすかったにちがいない.労働と生活が一体化して,ものを前景化してみていなかった.産業革命がものを財にし経済に乗せた.それ以前は発見という考え方も発明も,ことさらなかったのだろう.
2015年10月23日
なにかを知らなくても生きていけるなら,ひとはもっと楽しめるだろうに.
2015年11月5日
ネットに書けないことはノートに書く始末.
2015年11月7日
おそらくTRNは刺激を遮断してプールしている.そして別の組織がその中から重要な刺激を選択している.
自閉症はTRNが働かない.統合失調症はTRNが損傷を受けている.TRNがないと,刺激をそのまま強く受けるので,敏感になる.その代わり記銘する能力は高い.TRNは刺激を編集している.TRNがないと,想像することが苦手で,感覚したことの記憶のみが話題となり,それ以外は成り立ちにくい.
2015年11月12日
存在時間は実体を運動させる.時間がものを動かしている.ものが時間に沿って動いているのではなく.ものは時間に動かされている.
2015年11月16日
八百万の神はものに宿った神であって,仰いでいるのはものをつくった唯一の神である気がすごくする.日本人にとっても神はひとつなのだ.だが,なんらかの理由で「見たい」ためか,ものに宿る神をよろこぶ.日本人にも神は認識できない存在だが,神の姿が垣間見えたとき面白さを感じる.
この仮定を使うと,イスラムの絶対神とキリストの父なる神と,仏法の神は同じひとつの神を指しているとみていいかもしれない.神のあらわれかたが違い,それを素直に受け伝えてきたために,宗教の違いとして引き継がれているのだろう.神が同じであることを話し合えれば平和が実現できそうだ.
2015年11月20日
よく考えたら,まだまだやりたいことがわんさかある.時間があるんだから難しいこと考えてないでやってみたいことをやればいいと思った.お金がなくても楽しいと感じられることをやったほうが性にあっている.性にあうと自分を取り戻せて幸せになっていく.まだまだできる.むざむざ死んでいられない.
2015年11月20日
本を読まないで馬鹿になるより,本を読んで馬鹿になるほうが全然幸せなのだ.
いわゆるUFO円盤は時間旅行機として最高の設計である.円盤付属のLEDで旋回方向を操縦し,中心部でモーターを回す.半径と角速度の積が光速まで近づいたとき,乗組員は未来へ行けるのだ.したがって,シリコンチップが担っていた役割を高速モーターが担う.今世紀の産業の米は高速モーターだ.
2015年11月25日
経済をより安定にしたい.なら給与を増やすより内部留保を増やして将来の新規事業へ利益を配分したほうがよい.生産を増やす必要はことさらない.これから必要なのは家計の現状維持と,既出の最新技術を取り合わせた公共系の大型改修である.ひとりの儲けではなくみんなの未来のための利益なのである.
2015年11月26日
肯くとき頭を小刻みに動かす人は,脳の細胞が大きくなる人だ.
2015年12月1日
価値観.育ち方や生き方見方考え方.僕のように給料が多すぎるために辞める人もいる.てことは高度成長時代はこのメンタリティで働いていなかったってことかもな.てっきりガツガツモーレツだと思っていたけど.当時も多様性に富んでいたのかな.すこし興味ある.経済の成長と自分の成長という違いはありそうだ.だから辞めてしまいやすい,とか.
2015年12月8日
質量に由来する粒子エネルギーと,高さに由来する波動エネルギー.この構図は運動エネルギーと位置エネルギーの関係と一致する.粒子エネルギーと波動エネルギーの和は力学的エネルギーとなる.
粒子エネルギーは質量に,波動エネルギーは重さに由来する.
2015年12月13日
給与より睡眠が大切だ.その結果,給与より開発研究が大切で,開発研究より妻が大切で,妻より睡眠が大切だ.無為に働きすぎて睡眠を削られるのが狂しくて肯けない,ということをいいたかったのだ..
2015年12月14日
論理的にいって,人類に救世主はもうあらわれない.二千年前からそうだった.経済の課題を解決するのも,健康の問題を解決するのも,救世主によらない場合には,物質的解決を選ぶほかない.科学の新理論を唱えた人を仰ぐようでは,科学が信仰を妨げ続けてしまいかねない.万物を造ったのは神だ.
率直に.万物の根源を問う学問は,万物を造ったのは神だと前提して成立するだろうから,根源を知りえた場合,これが神の造った源か,とどのように分かり得る算段だったのだろう.また,万物の根源を探求することで神の存在をより身近に感じられる人と神から離れていく人がいる.まず信仰からだ.
信教の自由があることは,神を信じない自由があるということか.そんな自由が保障されなければならない理由とは.
感覚一元論:延長としての感覚.感覚は数学的に測れる次元の広がりをもつ.感覚は思惟のもとになりまた思惟は神経の感覚,特に時間を経過する感覚である.空間も時間も感覚によって延長として思惟され,感覚によって思惟として延長される.
人間は思惟も含めて有限な存在で,思惟が生じる空間も有限なものだ.意志が生じるのはこの空間に思惟によって変化が起きて,延長を変化させようとした時だ.延長を変化させた後,意志は疲れて止んで延長は思惟する.
結局,神との約束を破ったことが罪のもとなのだろうか.食べると善と悪とを知る実は,食べたあとに食べてしまった自分の罪を知り,食べるまえの知らないでいた自分を善として後悔するような実なのだろうか.誰かに勧められたことを選び,神との約束を選ばなかったことが罪のおおもとなのだろうか.
園で神が歩く音が聞こえるまえに,恥ずかしさを感じ,隠した.その次におそろしさを感じ,隠した.その次に自分の責任を堂々と隠した.そして女は自分の判断を隠した.善悪を知ったあとに自分から命の木の実をとって食べることのないように,神はすぐに園から追い出した.神はなぜ時間を与えたか.
人は裸を恥じ,神を畏れる.男は責任を逃れ,女は判断を曲げる.そういうものとして出発したのだろう.
2015年12月17日
自意識過剰とは,キルケゴールによれば,絶望が深い状態である.こういう状態にあるとき,新しいものが生まれる.意識の過剰とは脳における電磁気の過剰ならば,神経結合が活発であることを意味しているだろう.絶望から救われるとはこうした再結合化を経て電磁気の量がほとんど減ったことを意味する.
進むより逃げるときのほうが,ヒトは遠くへ行ける.
人類に言語がなかったときの夜の遠く祈れる思いはらりと
2015年12月21日
多分イスラムのイメージが世界的に悪化しているのは,最後の救い主がイエスであることを神が人類に知らしめようとしているからなのだろう.イスラムは遅かれ早かれ宗教改革を必要とするだろう.
2015年12月25日
情報の無償性は,暮らしのどこか重要な何かと確実にトレードオフの関係になっている.貧しい生活,長い労働,メンタルストレス,低めの賃金.何かが確実に壊れているものの,音さえ聞こえない.情報革命のおそろしさ.
欲しいものを買わずに必要なものばかりを買って暮らすほとんどの人々が国内の消費をつくっている.必要なものが買えれば暮らせる,わりと快適に.だから欲しがりそうなものより,シンプルな生活に必要なものが売れていく.手の届かない商品は見るだけにして,あるいは借りて,明日もがんばる,と.
情報系の行為に時間をかけても,意識がただ高くなって終わることがないようにするには.学習,記憶,思考,発案,洞察…なんのためにその行為をするのか.結局いつもみている朝の光景が,自分がいなくなっても永久に続くことを信じて安心したいから.未来がより多くの希望をもてるように祈りたい.
2015年12月28日
社員数を倍にして,ひとりあたりの労働時間を半分にすれば,おのおのに余暇が生まれる.なぜそうしないのか,考えてみたい.
2015年12月30日
もし知識が完全な脳を持つものがあるとしたら,そのものは心を持たないだろう.心とは未接続状態の知識があるか,未知の知識があることを知っているときに存在するものだろう.心は,完全になるまでの過程であり,完全になったら消失する何かだろう.
2015年12月31日
今年をお金という点からふりかえると.資産が50万弱増えた,教会にたくさん献金できた,資格も取って本も買えた.我慢して過ごしたから貧しいと思い込んでいただけで,実は結構な規模の経済活動になる.自分もお金で社会とつながっていた.ゼロから家計術を学んだうれしくなる年だったな.
2016年1月2日
機嫌を分かるようになること.決定事項だけ話す.皮算用はうそになる.何を話したらいいかわからないときは話さないのがよい.積極的に沈黙する.
2016年1月6日
環境を整えるって大事.アインシュタインが特許庁に勤めていなかったら,ウィトゲンシュタインが戦地に赴かなかったら,あれらの成果は違う人が出していたかもしれない.取り組みたいことをするために必要なことの半分以上は環境整備だ.現代では情報環境なら整えやすい.あとは生活環境を変える決断.
2016年1月8日
情報の力とは緊張させる力である.
2016年1月18日
SNSは新出語の特定を容易にした反面,アイデアの先取権の特定を困難にした.誰かが風呂の中であるいは寝室で走り出したアイデアをSNSに書き込むと,同じ時間に同様のアイデアを書き込んだユーザにしばしば出くわす.そのとき,思考が個人から独立しているとの前提は覆されるべきものか悩むのだ.
Twitterには一から多へデビューするタグすなわち多の中の一となるためのタグはあるけれども,WordPressのような一の中の多の分類のためのタグがあったらと思う.個人別時系列関心分析を見てみたい.また,タグ間の類似性から世論抽出もできそうだ.
2016年1月25日
科学的根拠がないから買わない人.科学的根拠がないから買う人.ものの好き好き.
ここ数年,家庭用という発想でものごとを考えている.家庭用遺伝子配列読み取りキット,家庭用3D造形セット,家庭用簡易食品製造装置.店に行かなくても,ものを移動させなくても,ノウハウがなくても,手に入る.そんなものがあったら.
2016年1月26日
経済は自分の利益のためだと上が重く,誰かのためだとどんどん発展するんだなあ.自国の経済成長が第一だとその国の経済は停滞するんだなあ.
2016年1月27日
神のものは神に.ウェブのものはウェブに.
仕事人は単純でわかりやすくあれ,という指摘.
些事はどうでもいいと流す重要性.
2016年1月28日
自然科学に満足したので,こんどは中華思想にとても惹かれている.ほかのアジアの国の考え方も射程に入っている.北朝鮮,韓国,タイ,インド,モンゴル…全然知らない国がたくさん.近いからぜひこんど訪れてみたい.
中華思想は,宗教のない日本では宗教勧誘に似た入り方をする.でも,宗教ではない.宗教ではないのに人を幸せに治め続けている.不思議だ!中華の手法が紛争の絶えない国に適用されれば平和に治まるかもしれない.欧米経済に見通しと限界が見えたいま,困窮する多くの国に中華思想を取り入れたら…
中華思想の中心性とは,中国一番というより,中国大陸のどこかに中心がある安心感のことで,世界の中心とか世界覇権の意味ではない.各地域が安心して陸でつながっている姿は,国境で争いが絶えないどこぞの国家がかえりみるべきことだと思う.
自然科学は終わるかもしれない.でも人文科学は終わらない.自然科学における万物の理論は無国籍なので,たとえばキリストにおける神の国と争う必要がなかった.神の国と中華思想が共存どころか交流して融和できるなら,世界の平和は恒久に約束されるのではないか.それには全人類史の融合理論がいる.
小さい頃から思っていたことだけど,日本は欧米の文化の便利さに慣れて寄り添いすぎるいっぽうで,中国に対する認識が戦略的になり過ぎていた.中華思想をおそれるのは正しいが,とびこんでみないと新しい関係は結べないしなにも収穫がない.彼らの攻撃は勧誘だし,彼らの印象は乗り越えられる壁だ.
欧米文化のかもす天才による歴史という見方は,中華では見かけない.中華に天才という概念があるならどんな功績に対して表れるのだろう.天才の苦労は半端ないが,才能がつぶれたからあきらめて気力を失ったり,才能を発揮し終えたと錯覚して燃え尽きたりする必要は,欧米文化の特徴に過ぎないのかも.
「新しい日本を見つけるには,欧米と比べないで,そろそろ他の国と比べるほうがいい.数値でなく,昔欧米の文化に心酔した時のようにね.比べることが有用ならの話だが.」〈気になる周りに合わせたい日本人の指針〉より
国立の人文系学部をなくすと,日本の観光産業や情報通信産業をはじめとするあらゆる国際産業の人材が不足し,産業の国内化を目指すことになります.ですから,人文系の学部とともに外語大をたくさんつくってください.たくさんの言語を学べる学科とともにです.早急にしないと人材がいなくなります.
いま日本人が欲している能力は,プログラミングの力以上に,多言語で質のある会話できる能力だ.それは,ふつうの大学を出ただけでは身につかなかった力なわけだから,学習法と機会だけでも欲している人はあまたいる.さあ,チャンスです.国立大の文化系のみなさん,人文系がなくなるなら学部編成を.
2016年2月2日
お金は無限に増える.世界の総資本は無限に増加する.一方,財はなくなる.財の総量に上限がある物質財と,無限にある情報財がある.お金は永遠に価値を変える.財は永遠に価値を変えない.財にはお金で決まる価値と,財自体のとる価値がある.お金は財の価値を決める唯一の指標ではないのだ.
2016年2月4日
お金の問題とは生活水準を上げたいことに起因する.だけども,1日に食べられる量は決まっているし,1日に着られる服の量も多くない.1日に住む家の数も.ふつうに暮らしていて幸せなら,生活水準を上げる必要はない.それに,何らかの仕事をし,ものを買うだろうので,経済に充分貢献している.
2016年2月6日
NISAの枠内(毎年100万円程度)を満たすように毎年投資していれば,10年後に1000万円資産形成できている.という便利さの発見.
負債ではなく資産を買って,それを元手に資産を買えば,お金に困ることがない.という人生の真理の発見.
資産が1000万円あれば,年間50万円は不労所得があるだろう.年収200万円ならば年に150万円は投資できる.すると60歳で4000万円の資産になって,年間200万円の不労所得で暮らせるだろう.
2016年2月7日
破壊的イノベーションとは,今ある製品を新たな製品へ次々と入れ替える力能のある商品のことだ.既存の所有物は捨てられ古くなり忘れられ,噂の新製品へと買い替えられていく.こうして需要は発掘される.人間の考えることは尽きることを知らない,だから経済は依然として成長を持続する.
2016年2月8日
これだけ知識が手に入りやすくなったのに行動しなくなったのはなぜだろう.危険を冒さないために,危険を避けるために,知識で計算するようになったので,利得も少ない時代になっていく.失敗,苦労,危険.学生時代に気づかない人もいるこれらの経験を積んでいる人は強いはず.
2016年2月9日
人生って軌道に乗ってくると楽しくなるもんなんだなあ.
2016年2月11日
日本は実力に見合う給料をもらうような国ではありません.仕事に希望を持つ現代的な考えは通用しません.給与を投資に回し,約しい生活をし,一定の職業に勤続しながら,才能と時間を余暇に生かして,高い水準の趣味を楽しむ国です.ある程度働けばもういいのです.これこそ豊かな国の生活でしょう.
2016年2月19日
将来を悲観している若い人がいたら,このことを知ってほしい.この国での生活は法律が守ってくれるから安心しなさい.信仰をもてば命を落とす必要はなくなるから求めなさい.図書館でお金の勉強をすればうまくやっていけるから利用しなさい.最低限の生活でも楽しい.決して死んではいけません.
2016年2月24日
古池や蛙飛び込む水の音.蛙,波紋,水面.ここに私の力学のすべてが詰まっている.
蛙が飛び込むと位置エネルギーが消費される.その分,波紋や音波として運動エネルギーが伝わる.その大きさは伝わった面積で計算できる.この蛙飛び込み問題が説明できたら,その数式は万物の理論として充分だと私は思う.
2016年2月25日
もしGoogleが検索履歴は完全に消去するので検索一回につき課金します,か,検索履歴は商用に使いますが検索機関は永久に無料です,と改革を起こすとしたら,私は後者を支持する.履歴をもとに推薦機能の導入が促され検索の手間が省けるからだ.隠れたものはいずれ明るみに出るのが常識.
2016年2月27日
プログラミングの文庫本ないのかなあ.持ち運びながら読みたいものだけど..
2016年2月27日
スズランは糖とステロイドをエーテル結合させて毒をつくる.水にも油にも溶ける.血液に溶けるために動物を天敵としていたことが窺える.また,冬に花を咲かすのは,動物が冬眠する季節なので毒を量産しなくてよいために,開花に糖やホルモンを供給できたためだと考えられる.栄養化学からみた生態学.
2016年3月2日
我々はいずれ労働しなくてもよくなる.それは確実にそうだ.労働は消え去り活動が残るだろう.
生活水準の向上ってなんだろう.どんな生活を指しているのか.労働時間が短縮されること.余暇を利用して趣味に取り組むこと.まとまった時間に生産的なことを行うこと.給料が上がれば生活水準が向上するのだろうか.残業が増えて給料が上がるなら生活水準は下降しそうだ.
お金がないといって困っている人にはますますお金を配り,時間がないといって焦っている人にはますます時間を与えれば,多くの人から生活の不満はなくなっていくだろう.そしてこれは不可能ではない.
2016年3月4日
世界経済が縮小するなかでも,総資本が増加する産業を考えている.人間の活動には上限があるから,自分のあるいは誰もわからないところで資本が増える仕掛け.物財との交換や必需財への支払でも増える方法はあるだろうか.万人がいくらでも消費できるために総資本の増加に貢献する産業を考えてみよう.
経済の先細り,雇用の減少,購買力の低下,など,あらゆる経済の課題は新たな産業が登場すれば解決する,という結定によって今後考えていくことにした.経済体制の改革では(私が昔考えたように)消費が減り労働や生産の楽しさも削られてしまう.誰も商売の対象としてみなさなかった物事を見つけよう.
たとえば,時間が経つと資本が増える仕組みだ.現在は主に労働が担っている.誰でも参加でき,そのために学校で参加する準備をする.ところが,労働しなくても資本がどんどん増えていくとしたら.ものの値段に対し総資本が増える.資本価値とは所有価値であり,所有者は資本を一定%増やせるとする.
共有すれば所有時間が短いので資本価値はあまり増やせない.所有時間こそ資本をさらに増やす元手となる.つかわない資本が所有者の懐に存在していた時間が,その資本の価値となる.骨董資本.もちろん共有した人数がその資本の価値とみなす仕組みもつくれる.たくさんモテた資本こそ価値があると.
また,もっていないことが価値だとするオプションも考えられる.生存時間のなかで費やす標準資本消費を設定し,その設定価値より多くの資本を費やした人には消費税を課税し,少なく節約した人には還付金を与える.この仕組みは貧しい人にささやかな希望を与える.一律消費課税ではなく,バランサー.
マイナンバーカードを店の人に渡してピッとして,月あたりの個人別消費額を出して,国民全体の平均を出す.そしてある値以上の人からは消費税を課し,それ以下だった人には還付する.そうすることで税収財源が再配分される.加えて,消費動向調査の役目も果たせる.マイナンバーの有効な利用法である.
2016年3月12日
万物の理論とはすべての物理量がひとつの式におさまったかたちをしているのではないか.計算が合わないときは未知の物理量を発見する必要があるのではないか.そうしても10文字ほどにおさまるかもしれない,そういうものではないか.
2016年3月21日
ある神経伝達物質がどのくらいの波長の光と同調するのか調べるにはどうしたらいいのだろう.水は電子レンジでエネルギーをもらうけど.
眼ーパワーストーンー太陽,と直線で置いたとき,パワーストーンは太陽光をどのようなスペクトルに分解するのか.また,どれくらいの波長の光がどのような分布で視神経に送られるのか.
2016年3月22日
干渉縞はチューリングパターンの一種.光子の空間濃度を二階微分する式で書ける.すると,波とみる視点はだいぶマクロだとわかる.干渉縞という現象を,粒子説はミクロに,波動説は全体的にみた視点だったのだ.
二階微分と虚数について.4階微分がない理由.
チューリングパターンは渋滞だらけの表現である.もし地上に道路網がなければ,人間の移動もチューリングパターンを形成していたかもしれない.フラスコ内にチューリングパターン型の界面を生じさせるスターラーがあったら,反応速度が上がるだろう.
2016年3月25日
子どもの前でこそ,弱くありたいし,不完全でいたい.
2016年3月26日
35歳定年説は,その年齢に差し掛かると誰もが経験すること,ではなく,当時その年齢だった世代に特有の現象だった.その原因はITの進化の早さについていかなくなるところにある.若くて吸収の良い技術者は定年などないし,35という数字は伸びているし,技術が定番化すれば定年はなくなるだろう.
2016年3月31日
存在時間が長いということは,それだけ多くの重力を受けてきたということだ.個人差はあるけど.すると,もし重力が粒であるなら,多くの重力粒子を受け取っている.したがって重力粒子の多さが存在時間の長さである.
2016年4月8日
CNTを合成する際,ある波長の光を受信させると,長いCNTが合成できないだろうか…
受信と自己組織化について考える朝.
我々に自由をくれた偉人たち 眠れぬ夜に書く弱者たち
もう少し軽くて深い羽根の意味 長く保てば朽ちゆくような
2016年4月9日
卓越した技量が要求される職業しか残されていないという未来像は幻想である.むしろ誰もが料理や洗濯や歩行などの日常活動によって経済主体となり,複雑な業務は機械に一任する未来のほうが幸せだ.高度な業務を誰もに分け与えられる作業に分解し,そのために多くの人を雇うことが普通になってほしい.
2016年4月11日
都会は過密だから住みにくい.都市の空き家を非住宅空間,すなわち休憩空間や宿泊空間や自然空間にしてみれば,都市の過密さが薄まって,都市の魅力が増すように思う.
2016年4月12日
30年後の私たちは今ほど職で困らないはず.都市は朽ち疎らになるため,都市への移動はやまない.労働可能量を見積もったうえで無理なく運営できる都市の規模とは.
2016年4月13日
幾何学は未来を予想できる.微積分は未来を予測できるが,もとは幾何学だったわけだから,運動学的である.確率論や組合せ論も未来を調べ上げるが,多くの場合から選び出されたひとつの選択を再びデータとして取り込むことによって予測するわけだから,進化論的である.
進化論と物理学とを統合するには,幾何学と確率論を統合した数理を考えればよい.樹木の成長を扱う確率成長の概念は役立つ.
植物がなぜその方向に伸びたか,はポテンシャルエネルギーを確率変数とする解析学で解ける問題である.樹木が近隣になかったから大きくなった.日差しが少なかったから葉を小さくした.など.成長は環境に誘導される.
マクドナルドがなければマックを食べようと思わない.マックを食べようと思ったのはこの前みたCMを思い出したから,以前食べたマックを思い出したから,場所や時間帯でマックを食べる習慣がついているから.食べるという行動が「自由に」とれるからマックを選ぶ自由意思があるように錯覚するのだ.
自由に動けて自由に食べられる.人間の自由意思はその程度で満足しうる.より上級な自由意思,動くための道を設計する,おいしい料理をつくる,は一見手軽ではないが動き方や食べ物を決められる点でより下級の自由意思をより大きく満足させることができる.不満足なソクラテスは最大の自由意思をもつ.
2016年4月14日
あの戦争の時代には神が死んでいたとしても,神さまは復活なさるお方だ.いまだに神なきあとの…と議論していては滑稽味が増すばかりに思う.無神論にすることで好戦的な姿勢をとるのは分かるけど.
2016年4月18日
かつての哲学書に書かれていた,多くのことがまだ可能である.の意味がわかってきた.
2016年4月19日
日が落ちるだけでこれだけ気分が下がるのだ.電球のない時代である中世の本を読んでいる.電球は人間を近所の柵から解き放ち,個性化し,核家族を成り立たせた.震災現場で電灯がないところでは失われていた近所同士の連帯が蘇り,避難所で消灯とともに疲れが出て眠りに落ちるのも,電球のなせる技.
2016年4月27日
粒も面,波も面,面は膜であるならば,存在の本質は隔てられているところにある.存在するためには隔てられていなければならない.存在は隔てられた空にすぎない.空を隔てて初めて空内部の性質が決まる.その性質を決めるのは空内部の体積だろう.
2016年4月29日
分隔が生存の条件ならば,接続とは.
2016年5月4日
ものは止まっているか動いているかだ.また,エネルギーが変化しているか時間が歪んでいるかだ.同時に止まっていてかつ動いているものなんてナンセンスだし,エネルギーも時間もいずれも変化がないなんてありえない.
メディアは特定の収入帯の読者に向けて製作されているとするなら,金持ち向けの新聞を貧困層が読むと絶望してしまうかもしれない.貧困新聞があったらこんな生活もあったのねと違う世界へ入れて,貧困であることを利用してハッピーに生きていけるかもしれない.
2016年5月5日
三角形はいつどこの誰がみても三角形だから,数学は普遍性をもてるのだろう.
2016年5月6日
エビがなぜ透明なのかについてのまとめ
1.水中で見つかりにくくするため
2.光るものが現れたときその光で神経を刺激してすぐ逃げられるようにするため
3.死んだかどうかまわりにわかるようにするため
2016年5月7日
ホタルは黒いほど多くのルシフェリンをもっているので強く光る.光る個体を求める理由は黒さで紫外線から守ってくれる個体を必要とするからかもしれない.黒いほうすなわち光るほうが幼生を紫外線から守るのだろう.ホタルが光るのは自分が黒いことを知らせるためなのかも.黒いほど明かりを使うのだ.
2016年5月10日
「平穏無事」かつ「日々変化する」が両立する暮らし.初めてだ.毎日たのしい.
2016年5月25日
面積÷距離=軌路.という定義.
2016年5月28日
現代がストレス社会な原因は,ストレス源が増えたからではなく,ストレス源が減って,便利な生活になったことで1日に処理できる仕事が増えたことによる.緊張によるストレスと仕事しすぎによるストレスがある.プレッシャーは前者の,夏の暑さは後者のストレスだ.夏はだらければストレスは減る.
便利な商品が増えて手軽に入手できることと,個人で生活が成立できるようになったことは,結婚数が減ったことや仕事量が減らないことを解決する見方かもしれない.一人当たりの生活で必要な仕事量は減らないので固定仕事とみる.可変仕事の量を会社で調整できなければ,固定仕事を外頼するしかない.
2016年5月31日
お金とは配分を決める券だ.
2016年6月8日
需要と供給モデルには,財の時間という概念がない.舗装道路は財が完成してから次に作り直されるまで雇用を生まない.時間耐久性がある財ほど分解時間が長い.財は分解すると次の同様財を購入するから需要と供給が上がる.分解は財時間から生産時間を引いた消費時間の傾きと定義でき,雇用を調整する.
分解はポリゴングラフを使って解ける問題である.財時間Tgは生産時間Tpと消費時間Tcと分解時間Tdの和である.価値Pの上昇が労働の対価であり,傾きがその速度である.財は必ず価値が漸減するため,労働が必要となる.財は再生産されるか分解される.初期価値Pgは初期費用である.
2016年6月10日
銀座の地価があと1桁安かったら,世界の全生活は変わっていくだろう.
戦争で経済が立ち直る歴史があるとすれば,天災で経済が立ち直るものだが,いまはそうではない.破壊があってこそ創造へ向かうと歴史は教えるようにみえるが,いまはそうではない.このことについて考えてみたい.
細い人が太い人より若くみえるのは,細い人のほうが太い人よりほんとうに「若い」からである.重力が大きいほど時間が長く,また,重力が大きいほどエネルギーも大きいからだ.抗老化とは重力を少なくしエネルギーをためないことによって命の時間を遅らせることである.
2016年6月11日
eのπi乗は-1.よって,情報量が-πiビットのときの確率は-1だ.確率-1のときの情報量は-2πni-πiだ.よって,nが0のときに上の2命題は等しくなる.nがどこまで増えても確率は-1のままだ.潜在情報量は見積もれない.
nの-s乗を確率pとみる.s=-logn(p)つまりnビットのときの情報量がsである.2ビットのときのζ(s)は,ζ(s)=Σp=p+1だ.すると,ゼータ関数とは全てのビットにおける確率を足し合わせたものとなる.ゼータ関数が全ての情報を握っているといわれるゆえんである.
全てを知ると,全ては起こるべくして起こる.これ以上情報量がないというところまでいかねばならぬ.
定理:nビットのnが2以上である⇔ζ(s)のsが1/2以上である
系:s=1/2のとき確率p=1/√n.2ビットにおいてはp=1/√2(ベルの不等式の破れ参照)
sを複素数にすると,と考えると情報量はやはり複素数になる.価数nを整数から実数kにする「らせん規約」を使えば,sが複素数になっても計算できる.kをわりと細かくとればs=1/2 +kiの実像が計算できてくると思われる.
2016年6月16日
寝る前に亜鉛をとると早く起きられる.睡眠中の体組織の修復が速まり,長く眠る必要がなくなるからだ.
2016年6月18日
DNAは二重らせんなので,電子が移動しやすい.RNAがくっついたり離れたりできる理由である.
2016年6月20日
自分が書きたいことを書くのもいいけど,自分が読みたいものを書くことも方法だと思う.自分が読みたいことを誰かも読んでくれると,書きたいものを読んでくれるよりうれしい齢になったし,自分が読みたいことを書くことができれば,自分で楽しいことをいくらでもつくれるので,人生を飽きないと思う.
本屋に並ぶあるいは架空の本の題名から,その題で書かれていてほしい内容を書くこと.本の題で買う手を引き,題から連想することを考えた本屋からの帰り道は幸せだった.本の空間的経済的節約になるし,買って読むより創造的だし,書いてから実物を買って読み比べ,似た表現があったりするとうれしい.
2016年6月23日
「お店」と「見せる」は同源.確かに英語でも shop と show は似ている.
アベノミクスは貧困層の居心地をよくしている…気がする.社会に貧困を蔓延させて,あの人も大して変わらないのだ,と見えるようになったから.生活最低限の商品が流通する暮らしはこのようなものだと思わせる.悪くない.
2016年6月24日
もしランビエ絞輪が無かったら,活動電位は閾値がなくなってlog曲線を描いて上昇するのだろうか.
セッティングを設定と訳したことに肖って,アクセスを索接と訳している.
2016年6月29日
少子化は地球の人口を減らす最も有効な現象だと思う.
2016年6月30日
天井が高い空間は過ごしやすい.熱エネルギーがポテンシャルエネルギーに変わっているからかな.
2016年7月1日
パーティクルスタックという概念.コップの中の流体情報.
ミルフィーユシリンダーという構造.もし血管がこれだったら…
パスカルが考える葦の一節を書いたのは,曇りがちの日であるような気がする.
2016年7月5日
この世には,物理学なぞ簡単すぎるので人生の最後まで問題を解かないでおく人間がいてもおかしくない.
2016年7月7日
マロリー「私がエベレストに登るのは,そこにエベレストがあるからなのだ.」
私「私がマックに行くのは,そこにマックがあるからです.」
マロリー「スケールは違うが同じことだ.はっはっは.」
私「……(決定論的量子論!)」
2016年7月12日
粒の硬さは膜の張力なんだろうし,粒の体積は膜の表面積で決まるのだろう.
2016年7月13日
s=1/2 +ti と措くと,log(-1)=2πis との表現になるので,n=ti とする空間をつくりnを位数部と名づけた.この美しさは真理でなくてなんだろうといわんばかりで,初めて閃いてからもう12年が経ってしまった…そろそろ秘密にしておくのはもったいないと思うのである.
H(-1)=∫log(-1)はコーシーの定理を使うと柱面になる.しかも∫log(-x)=∫log(-1)である.情報エントロピーは確率が-1になると柱面になるのか…
2016年7月18日
ゼータ関数とデルタ関数で活動電位が書けるだろうか.
2016年7月19日
奈良時代の大量の放射線は,未来の技術が生み出してしまった放射性廃棄物によるものだろう.宇宙に向かって捨て,かなり重い星を何周もめぐり,終いにはワープして過去へ向かった.最後の点について私には分からないが,これが正しいなら,過去を訪ねる旅行原理が未発見のまま残されていることになる.
2016年7月21日
多くの意見をきくと動けないので,いくつかの考えだけきいて自分の中で批判して動く.しばらくこれを原理にしたい.すべての考えをきいてアウフヘーベンして動く誰からも好まれるロボットができたら.指導者や管理者は自由になる.というか失職者が続出して地位や名誉が社会からごっそり失われていく.
2016年7月22日
タウリンとGABAが似た構造なので似た機能がある,について考えることができたよい日である.
2016年7月28日
日本では働ける人の8割が会社員である.彼らが日本の社会のすみずみをつくっていると思えば考えやすい.社会をつくっているのは彼らなのだ.
人格においては蛙の子は蛙だが,能力においては鳶が鷹を産む場合がよくある.
2016年8月2日
v=gt. 粒子の運動履歴の間隔が長くなっているとは,速度が増しているのか重力が強まっているのか,はたまた時間の長さが伸びているのか.時間の流れがゆっくりだと速度は落ち,そのときの重力は相対的に大きい.間隔速度が短いのだ.速度は重力空間に埋め込まれている.
三項関係ってよくよくみると深い.単なる比例でもないし.比例している二者がもうひとつの変数の登場によって反比例の関係に変わっていたりする.
2016年8月6日
長期不況よりバブルのほうが不幸な出来事だもの
2016年8月8日
銀河が速く回転すると,各星の運動エネルギーが増える.すると各星の位置エネルギーが減るので,質量も重力も変化しにくければ高さが小さくなる.つまり各星の高さすなわち距離が短くなるため,各星は銀河から離れていかずに集まるようにみえる.
2016年8月9日
もし胃酸がなければ,海水を飲むと胃の細胞が硬化してしまう.胃酸は食塩を含む水から胃の細胞を守るために進化したものである.そう考えると淡水だけ飲む生物に胃酸が少ないのも納得できる.胃酸で分解する食物には電解質を含むものが多い.食塩を処理することが胃酸の本当の機能である.
2016年8月12日
乳房に振動を加えれば乳房は大きくなるわけだから,乳房に振動をかけられる装置を作れば売れるだろう.身長も同様.
2016年8月12日
空間が距離で測れるように,時間は重力で測れる.
脳は冷やす器官だ.エントロピーを下げるのは神経のはたらきだ.神経は伝達するほど温度が下がる.熱や光の情報を削除するために伝達にエネルギーを使う.
神経網は放熱回路である.エネルギーを周辺器官に与えて生化学反応を進めさせる.情報がありあまると新しい放熱回路をこしらえて経路の総和を長くとる.
伝達物質の移動にエネルギーを使い脳を冷やすため,神経は距離を長くとれるよう伸びた.脳のしわは神経を長距離にした結果だ.脳が温まりやすかった事象が起きたのだろう.現代人は気候が温暖なため脳のしわが増えるか伝達物質が増えるか神経が伸びていく.ある神経疾患は温暖な気候が原因になりうる.
2016年8月13日
情報とは,近くにそれがある,つまり時間や空間の近接を測る力のことではないだろうか.もうすぐ起こることやもうすぐ出会うものについての情報量は大きい.重力やポテンシャルエネルギーの小ささこそが情報なのでは.
2016年8月16日
若い人によく考えろという大人は多いけど,若い人はあんまり考えないほうが幸せだと思う.考えてしまうとひっからびてしまうから.
2016年8月17日
考えずにすむのならあまり考えないほうが幸せだと思う.考える人は考えずには暮らせないから考えるのであって.
2016年8月19日
分配主義経済を構想している.資本の分配.労働の分配.税や力の分配.人工知能と共存できる経済です.
2016年8月21日
インダス文字には「ゼロ」だけでなく「ゼロの概念」がある.
2016年8月27日
反応機構は:hoverだから,構造式の画像に:hoverすると反応機構が一段階進むようにしたい.
2016年8月28日
経済が成長しにくいから国民の数を増やそう,でなはくて,経済が成長しにくいから国民の数を減らそう,のほうが現実的だと思う.
2016年8月29日
聖書の一節を何日間いや何年間も思い続ける幸い.
2016年8月30日
富の移動は自然現象なのに,どうして経済学は自然科学にならないと思われているのか.
人間の行動が数式になれないなんて,誰が決めているんだ.
2016年9月2日
資本主義は最少需要によって存続する
産業革命を蒸気機関で特徴づけるなら,情報革命の特徴は検索機関である.前者は温暖化や資源の枯渇を弱点としたが,後者は無償性を強いられる特徴が良くも悪くもある.
議論を振り出しに戻す意見をする人がいるけど,その人こそイノベーター的人材だと思う.結局そういう人の意見を基にしたものに収まることが多いのだし.
2016年9月9日
新鮮な食材と補助食品との違いは,栄養分子が組織化しているかどうかだと思う.組織化している食材をとれば分解にエネルギーを使い糖や脂肪を消費する一方,初めから単体で存在し反応相手が少ない栄養分子は行き場を失い排出されてしまうだろう.自然な食品に近い配合がよい理由もおそらくここにある.
栄養のバランスとは,つまるところ自分の細胞の組成に変化を強いないような食事内容のことである.仮に細胞が病理現象を起こしているときはそれを解決する小分子を含む食事に変えるが,そうでなければ細胞を食べていれば自分の細胞もそう不健康にならない.
おいしいものとは神経を興奮させるものだ.外で食べるごはん,誰かと食べるごはんがおいしいのはそういうことである.神経を興奮させながら食べれれば,まずいものもうまくなる.自分が初めて作った料理はそれだ.
2016年9月11日
アベノミクスのトリクルダウンは本質的に大企業が新製品の開発に取り組まない限り機能しない理論なのだが…
2016年9月12日
ちがくない って 違うんじゃない? だけでなく 私の認識は違っていない て意味に聞こえる.
2016年9月24日
ともかくメールを使う強い利点が特になくなり,「メールに追われる」との表現が古くなっている.メールを使う場合は相手がウェブやスマホを使わない人なときのみで,メールを使うビジネスシーンはすべてウェブに置き換えられる.
メールの量を劇的に減らすウェブコミュニケーション,さらにはメールを過去のものとするほどのメールを使わないウェブコミュニケーションを考えた1日だった.
2016年9月29日
カタツムリは光が自分の身体をがん化してしまいかねないことを本能的に知っているのではなく知らないのだと考えてみる.湿っている個体のみが生き残った理由は,水分が奪われることに何らかの不快が伴うために,日光を浴びないように動くようになったと考えられる.防衛本能ではなく水分の仕業なのだ.
一般に生物がそうとわかって生きていることはない.生物は本当の理由を自分で知らない.私たちは彼らの生物機構から彼らの習性の本当の理由を推論できる.私たちでさえ私たちの習性の本来の理由をすべて知りきっているわけではないのだし.本能的に知っていることはなく,そこには物質的な理由がある.
2016年10月6日
トーラスのラムネを食べて空をみて 計算したいことが山づみ
2016年10月8日
なぜバナナにはカリウムが豊富に含まれているのだろう.イオンチャネルが大きいからだろうか.ナトリウムよりカリウムを使う理由があるとすればなんだろう.
2016年10月10日
意識が光と重力の合力ならば,よく眠れない日の理由が説明できる.活動時間帯・知的労働時間・睡眠時間は光の,体重・運動・食事は重力の変化をもたらすからだ.私たちは光や重力と私自身の関係を,まだよく知らないでいるのかもしれない.
長生きな個体ほど,あまり眠らない.重力が大きいので意識が強くなってしまいやすいからだ.昼間の活動を短く,つまり光を浴びる量を少なく抑えれば,少し長く眠れる.
2016年10月11日
冬は寒いので,脳が暖まろうとする.つまり活性化しやすいので,冬は学習に適している.
スマホもPCもTVも,光らなかったらこれほど流行っていないと思う.ヒトはなぜ光を求めるのだろうか.
2016年10月24日
貧困は善である.金持ちを金持ちであらせ,楽にさせるから.
近代化は人類に絶望をもたらした.なぜか.どのようにしてか.ともかく,絶望は意識の病気であり,度の強まったものが自意識過剰であるのだが,そこから救われれば近代を乗り越えたことになるのだ.そうしてからこそ,なぜ人類は近代化で絶望したのか,どのように絶望していったかが分かってくる.
2016年11月6日
重くなることは,歳をとることだ.歳をとっても軽くあるために老化するのだ.
2016年11月13日
ゼータ幾何.1/2だと円周になる.だからコーシーの意味でゼロなのか.
2016年11月17日
労働による価値の増大には限界がない.
2016年11月23日
財をその価値の増減が大きくなるように利用せよ.雇用創出の原則.
無駄をどう扱うかは永遠の課題のように思える.無駄をなくしてばかりだと円滑になるが孤独になる.なぜなら反応が起こりにくいから.意外な組み合わせを取り合わせたい創造的な人々に,無駄を積極的に作る場合が多い.無駄ばかりでは生活がどん詰まっていくが,反応を起こすには無駄が必要なのである.
計算間違いこそ人生である.
2016年11月26日
仕事を楽だとか楽しいことしかないと思えるのは,頑張って仕事をしている人に失礼かと思ってきたが,楽に仕事してそれなりに稼げていて楽しい気持ちが続いているということは,自分に合った仕事を見つけたのだから,何も申し訳ないことはないと思うようにしたい.
2016年11月29日
生産に時間をかけ,消費にも時間をかけること.
2016年12月7日
効用が労働を上回らないように財を消費せよ.
人が欲するものを作り,欲する価格で売れば,誰でも金持ちになれる.しかし,本当に金持ちになろうと欲する人は少ない.だから金持ちは稀にしかつくられないのだ.
「ア・プリオリに真である命題は存在しない」という命題はア・プリオリに真であるのかについて大いに悩んだ青春だったな.
2016年12月15日
どうしたら売上が伸びるか は,どうしたらこの財の価値を上げられるか,この財にどのような価値を加えられるか,を考えることに等しい.働けばいくらでも価値を上げられる.考えればいろいろな価値を加えられる.お金よりも,ものが先にある.お金はものが売れるたび後からついてくる.
2016年12月17日
なぜキーボードはカタカタするのか.液晶でいいのに.液晶なら言語が変わってもキーの表示が変われる.次に打つキーをNLPで予測して光らせることもできる.キーボードはぺらぺらなのだから,ノートPCは更に薄型になれる.液晶メーカーはこのくらい考えてほしいものだよなあ.
タブレットPCの登場により,ノートPCの片面は無機能でよくなった.事実上スペースが空いた.そこにどのような機能を搭載するか.スキャナ機能のついたノートPCがあったらな.書類を挟んでスキャンするの.
2017年1月1日
薬によって癒えたのでは,できなくなるかもしれない.だが,神によって癒えたのでは,なんでもよくできる.
人類の想像力には限界がない.
脳は個性を持ちうる唯一の器官である.
2017年1月14日
世界がこのように見えるのは,眼の時間分解能による.もしこの値が異なる眼をもっていたら,視認体積は当たり前のように異なり,触覚と齟齬が生じうる.軌路の相対性である.
情報を知っていくと,ものごとが思い通りに起こるようになる.人生を楽しみたい人は勉強する努力を続けること.
2017年1月21日
計算機で化学反応を制御できないものかね.
2017年1月23日
光子はまっすぐなひものような「光子路」をただひたすら転がっている.光子は半径が大きいほどそのスピードは鈍い.光子の半径には最小値があるので光速には一定の上限がある.光子の半径を大きくするには,波数を小さくできれば良い.「光子路」は電磁気力を導く道で,重力によって曲げられる.
2017年2月1日
いくら勉強しても,行動しないと変わらないよ,ただ,勉強しておけば,うまくいく可能性が高まるね.これが情報量の独立性,つまり,情報量は確率に影響を与えないってことなんだ.
2017年2月13日
形は時間を含んでいる.
観測すればいくつかの可能な状態のうち1つの可能性に確定する.これは別に量子論に限ったことではない,一般的な話し.観測できる状態とは,現実に起こりうる可能性のことだ.
2017年2月14日
ある時間のあいだあらわれる形がその後の時間で変わる.その変わり方が可能性である.視覚的形や記憶的形からいくつかの可能性を予想する.新しい状況を観測すると,予想のうち起こったことと起こらなかったことが判明するので,形が確定する.
神は観測しない.神は可能性を予想しないからだ.
もし神が祈りを聞き入れるたび方針を変えて世界の運行を変えるとしたら,神はさいころを振っているようなものだ.神はあらかじめ無限時間分の世界をつくってあるので,祈りを聞き入れまちがいをただしている.
神経は波動関数を収縮させてしまうので,感覚や記憶を作ってしまう.物事に興奮してしまうので,光から知能を「発電」してしまうのだ.
火の発明が道具の発明を促したように,電灯の普及はフリン効果をもたらしたと考えることもできる.火や電灯が効果的だったのはそれらが光るからである.
2017年2月16日
生きているだけでまるもうけ.生存労働制.
2017年2月20日
不安とは神経がとどまろうとすること,興奮とは神経が伸びようとすることであるだろう.
暗闇が怖いのも,憂鬱になるのも,神経がとどまろうとするから,だけだったりして.
2017年2月21日
早く死んでもいいが,病気はしたくない.
甘いものを食べすぎた日は,寝るまえにアリナミンを水で飲めば,翌朝には脳がすっきり,お腹は凹んでいる.
2017年2月22日
ひとりひとりばらばらに離れているように見えても,みなひとつの方向へ動いている.ひとつの方向に集まることもそこから離れていくことも,大衆を煽動する指導者もそれに反抗する知識人も,相対的にみれば,彗星のような牽引運動の構成要素に過ぎない.
2017年2月23日
立ち止まり続ければ,少数派になれる.
774年以前に建てられた大仏は放射線被曝しているはず,とふと思う.
2017年2月24日
「誰も万物を止めることなどできない」
交換可能なものは交換可能なものとだけ交換可能でなければならない.
2017年3月2日
N2論法(えぬつーろんぽう)とは,二人の共通項をすぐに一般の性質へ普遍化する,飛躍論理の一種である.自らの社会的位置に敏感な人に多く用いられる.サンプル数を3以上集める機会に乏しい環境で理論的思考を進める際に用いても,誤っていても,笑って済まされることから,偉人の嘘といわれる.
2017年3月3日
もう言語について悩みたくないのだが.言語について悩み続けなければならないようだ.一生の間ずっとだ.
でも激しく混乱することはもうなくなった.なぜかしら.言語は不思議な代物だ.実に.
2017年3月4日
丸まった次元は微小管でみられる.睡眠中の夢は余剰次元の現象である.
2017年3月11日
疲れはある程度水に溶ける.脂肪に残る疲れもあるのなら,慢性の疲労のもとになる.運動して脂肪を燃やせばすっきりする疲れは脂肪に溶ける疲れにちがいない.
2017年3月20日
あの世代の上司にはクリエイティビティを刺激するとうまくやっていけるよ,と数十年後の部下たちの常識になるんだろう.
2017年3月21日
多くの人が食べ物にお金を使っているので,今まで食えなかった人が食えるようになってきている.金持ちも貧者も同じ程度に食べ物を買うので,見た目では裕福さが分からない.こうして成熟社会ではエンゲル係数が上がっていくのだ.
2017年3月22日
自分に満足していればコミュニケーション能力はそれほど要らないと思う.自分の最高の話し相手は自分だ.
2017年3月28日
重力と電磁気力は互いに影響しないから,宇宙のどこでも光速は一定なのだろう.光は質量がないので,重力の影響を免れる.時間は重力が大きいところで遅くなるので,重力が大きいところを光が通ると,光の軌路は短くなったようにみえる.光が時間の長さに関係なく定速で進めるからである.
2017年4月9日
かの予想を3つの異なる方法で解きたいと思ってきた.幾何,確率,情報.3つそれぞれに「複素」をつけて数理を探究してきた.だが3つが融け合ったところに解がありそうである.唯一の解かどうかより,基本なので多分野に応用できるほうが興味がある.今後もそれらを総合する数理を探究していきたい.
2017年4月10日
「ひとりじゃ,変えられない.でも,ひとりが変える.」
perception already given clearly
2017年4月20日
何かで想像が広がったということは,何かに惹かれていたということ.それがデタッチメント,意図的に距離をとるということ.
速さのあるグラフを考えている.速さが一定のとき,距離は時間に比例するから,距離が大きいほど時間は長くかかる.ポリゴングラフのように距離を定めるグラフでは,時間を導入することで速さを入れられる.速さは濃度に反比例するので,道の長さのほかに道の濃さという概念や,道の密度を定義できる.
2017年5月6日
春.暖かさに対する張り合い.秋.暑さに対する飽き.
万物を作ったのは神,それも愛の神なのだから,離れていく力が働くはずがない.誰かから離れていくように感じられるときも,ひとり置いていかれるように感じるときも,天体はまわりの天体と力学的に引き合って関係しているので,その感覚は近くで祈っている方々を知らないことによる錯覚なのである.
2017年5月8日
方法は,ぶつかる.そんな夜だ.
2017年5月18日
いかにして脳に習慣化させるか.すべての学習はこれに尽きる.
脳には糖分が集まるのでエネルギーを放散する仕組みが必要.ニューロンが遠くまで伸び,身体を冷やす理由である.神経は暑いときに身体を冷やす仕組みなのだ.
2017年5月20日
思想における達成のお陰で,私たちはその問題を「同じように考えなくて済む」ようになる.デザインが人の生活を便利にするように.たとえば深い絶望を,先哲の苦悩に置き換えたことで解放し,別種の人間になるように.思想を買うことはデザインを買うことであり,生活にさらなる自由をもたらすことだ.
いま私もまた電車でくもの巣に捕えられる,どんどん餌食が増えていく,誰に食べられるか誰もわからないのだが.
2017年5月23日
どのような働き方が理想か考えておきたい.6時間勤務の中で自分にはできなかった新しいこと初めてなことを毎日ひとつは挑戦して,できることを増やしたいという目的がある.疲れたり気が散ったら休み,休み時間に技術を吸収する.これで1年間やっていたら,予想を超える知識と技能がついた.満足だ.
会社はできることを増やすために利用する箱である.会社に匿われている時間だけお金が貰える.会社は健康になるためにも利用できる.つまり会社はお金と健康と可能性を増進する装置である.大変ありがたい.入社して分け与えられる仕事を利用して自分の可能性を拡充するのだからよくできているものだ.
2017年5月24日
欲しいものがないというのも苦しみなのだろうか.
2017年5月26日
うつは神経線維に圧力がかかって化学伝達が遅くなることによるだろう.興奮することを繰り返して線を太くし最大伝達量を増やしたり,身体を温めて線維体積を拡大したり,気温が下がった日は室内の気圧を下げれば,軽くなるだろう.問題はなぜ脳の内圧が下がると自分を追い詰める思考になるのかである.
いわゆる脳が活性化するときは,一般に脳の内圧は下がりにくい.好きなことをしているときは自分を否定したりしない.自分を否定し始めると,好きなことも楽しくなくなってしまう.というか活性化しにくくなると自分を否定し始めるものだ.自己は常に脳を活性化しなければと思っているのかもしれない.
2017年5月29日
暖かい場所で光と音楽を使ってうつの治療ができないかしら.
2017年5月30日
期待も偏見のうちかもしれぬ.
2017年6月4日
「定理を解くのが私であるのなら,誰も解かないほうがましだ」
2017年6月5日
紙をくしゃくしゃに丸めて広げたとき,そのしわを表す簡単な式があるはずだ.そのしわの式は紙にどこからどのように力が加わったかとイコールであろうから.加えられた力は加えた力と等しいのだから当然か…まずは易しい例,粘土で考えていこうかな.
2017年6月7日
最少給与の最大貢献
2017年6月8日
人間は興奮した分だけ長くなる.言語を使う動物ほど脳が大きいのも,感覚を越えて多く興奮できるからだ.興奮を長くしようとするから神経が伸び,身体が伸び,脳が長くなるのだ.なぜ生命は大きくなったか.より多く興奮するためだ.
長くなることは重くなることでもある.イオンがたくさんたまると重くなるので興奮する.電位が動力になるのは重くなるからである.興奮運動はイオンがたくさんたまるから起こる.いまはそれ以上ためられないから興奮する.細胞がイオンをたくさんためられるようになると,容易に興奮しなくなる理由だ.
球と管を比べる.同じ表面積で管は球の1.5倍の体積を確保する.ただし入り口と出口がある.組織をより大きくするために,生命は球よりも管を採用し,摂食と排泄により身体を軽くした.軽いほうが重くなれるので興奮しやすいからだ.
どうしてアキレスと亀の競走は速度が急激に落ちていくのか.永遠に追いつけないことは万物は運動を止めることがないというギリシャの伝統なのだけど,速度を落とすことで時間を止めるかのようなギリシャ的表現は,動的,いや動画的である.ギリシャでは時間の流れが一定ではなかったのだ.
2017年6月14日
自由とは,いくつかの中から選び選ばされることだ.多すぎても選べない(遺伝).無限には選べない(環境).いくつかの中から選ぶだけで,われわれは充分自由だ.
選択肢をひとつからいくつかに増やすために学ぶのである.
2017年6月22日
確率が50%つまり情報量が1のとき脳は起こるか起こらないか判断できない.そうでないとき,脳は情報源が起こるか起こらないかある程度知っている.情報量が1より小さいとき,知っているという.情報量を1より減らすものが知識である.知識をもつと脳はその通りに実行するかしないかを決定できる.
2017年6月24日
突然変異も交雑も,神さまが種を創造するために仕掛けた出来事なのだから…
数学や科学なんて,人間の想像でいくらでも作れるのだから,そんなものが究極の真理であるはずないと思う.
2017年7月6日
富というのは欲望じゃないんだなあ.
2017年7月8日
僕はΨやブラケットが嫌いだ.波動関数は指数や複素数で陽に書きたい.何かを隠蔽したり無責任な解釈になったり数学的に不可能だからとファンタジーになったりすることは量子論を永遠に完全にしない.数学の発明によって量子論を決定論にしなくては量子論の強みが活かされない.量子論は未完成なのだ.
古典論も相対論も超弦論も統合へ向けて完成の道をたどっているというのに量子論だけ不思議さと非常識さを振りまいている.実は量子論だけ今でも未完成で,文字通り不可思議で非常識なところまでしか分かっていないのだ.量子論を完全に幾何学で書くには,複素確率やスピンの数学を発明する必要がある.
波動関数の収縮問題は重力が関係する.観測者でなくても重力を有する物体が近づくだけで波動関数は収縮してしまう.球磁石同士が近づくと互いにスピンするように,物体同士が近づくと波動関数は収縮してスピンする.ひとつの量子がスピンすれば周りの量子も収縮してスピンする.波の広がりである.
2017年7月10日
自閉だと夏になると筋肉がこわばりやすくなる.自閉の人はミトコンドリアが多いので,運動するとすぐに酸素を使ってしまい,筋肉に送られる酸素が減るからだ.自閉の人はあまり運動しないほうがよさそうだ.夏は特に.
2017年7月14日
興奮を持続させないために忘れるのだろう.
2017年7月15日
なかなか広まらないということは,まだ知られていないということ.市場価値が潜在している.
2017年7月23日
10年間考える暇があれば,誰でも真理に達することができると思う.難しいのは10年間考える暇を持つことだ.
2017年7月27日
情報が知識に変わっていくと,物事が起こる確率が0か1に近づく.すべての情報を知り完全な知識をもつなら,どの事象も起こるか起こらないかが事前にはっきりする.知識は情報量を減らし,確率を増やすか減らすかさせ,分からなさを減らす.情報量が多い事象は知識が発見される余地のある事象である.
知識によって増える分からなさは,知識によって減る分からなさと異なり「奥行き」がある.知識によって分からなさが完全にあるいはほとんどなくなると,時間軸を進むように,今度は起こるだろうかと予想するようになる.知識によって起こりうることが分かると,次も起こりうるかどうか分からなくなる.
2017年7月30日
語彙で潰れる才能.才能で潰れる語彙.
2017年7月31日
最高の教育とは何か.寝なさい,片づけなさい,礼拝しなさい.
2017年8月1日
近代は完成という属性をもつ.完成してしまうがゆえに超克される.
神の不在を証明できなかったことが戦争の功績である.神の死などもはや誰も望んでいないのだから.神はいつも共におられる.
未完成の維持という生存術.
一流企業の社員,新進気鋭の学者,前代未聞の斬新さ…多様性とはとどのつまりこういうところなのだろう.肩書と地位や収入が結びつかなくても気にしない.多様な生き方とはとどのつまりこういうことなのだろう.常に承認されなくてもときどき承認されるだけで多様性が強まる.Webによる多様化.
2017年8月2日
満員電車の乗降も,コーヒーカップで注ぎ飲むコーヒーも,茶碗のごはんも,量子流体でみれば,スタックだ.スタックも待ち行列の一種である.
2017年8月5日
ゆとり教育は,ゆとり世代よりも,詰め込み式を恰も否定されたかのように受け取った詰め込み世代に,深く影響している.よくもわるくも.
明日も電車に乗れる希望,明日も水が飲める希望,明日も家族と食事を共にできる希望.希望の持ち方.
人はたくさん本を買う.たくさん読むためではない.たくさん知るためでもない.何度も読む本と出会うためである.
2017年8月17日
どうしてヒトの眼から脳にエネルギーとして伝わる波長が可視光なのかという問題を,構造生理学ではなく進化生化学の視点から解きたい.たとえば,可視光によって神経で生成する物質が赤外線や紫外線を受光する細胞を阻害してきて,その痕跡も塩基配列の静穏部に残っているという配列考古学のこととか.
2017年8月20日
世界に光がある限りニューロンは伸び続ける.
2017年8月24日
結局,知識は何でも正当化できる.だから,自分を論理で表現するスキルは,自分を守るスキルにもなるし,成長を阻害するスキルにもなる.
2017年9月2日
才能はどんなものであれ,神さまからたまわったもの.特別なもの,なのではなく,生きていくために必要なだけいただいたのだ.活かさなければ.
2017年9月6日
未+住=集 なのだなあ..
2017年9月19日
この世とはできるだけ関わりのないところで,科学や数学を行い続けることはできないか長らく考えたところ,科学や数学を神さまを賛美する手段として扱おうと観念した.地位や名誉から離れるため,成果の公表は学術雑誌をできるだけ避け,知りたい人だけ知れるウェブサイトをつくったのである.
2017年9月21日
いい発見にはデザインがある.なにも手を加えることなく世界をがらっと変える.
2017年9月24日
「図書館の棚に並んだ本は,読まれることを待っている」
2017年9月25日
淘汰とは篩に落とされることばかりではない.その人らしい専門・個性へ枝分かれしていくことで,多様な人が生まれる仕組みのことである.篩にかけられても落ちない個体は多様にあるが,篩に落ちる個体はしばしば小粒で均質だ.
2017年9月29日
数学の性格は,孤独,貧乏,そしてしばしば無知であっても,学問の益を被れるところに良く出ている.自然をよく観取し,生活に必要なことを計算する喜びがあるから,意図的に,孤独で貧乏で無知な人間であろうとする者も多くいる.このような者に神は数学の秘跡を教え与え,必要な時に答えを披瀝する.
言語には普遍をしか表現しない性格が出ている.りんごは必ずしもこのりんごでなく,このりんごを言語だけで表現しようとすれば特定のりんごに過ぎない表現にとどまる.しかしなお,言語で普遍から離れていく表現を志向する人がいる.普遍の基礎を砕くそうだ.いったいどのような表現で砕いていくのか.
どこにもない個は,どこにもあるものの集合としてどこにもない個のことである.どこにもない性格が与えられるのは常に集合であり,個は組み合わせに対してしか与えられない性格である.
2017年10月8日
なによりもまず性格を決定する要因は体質だろう.病質,体型,食習慣…
同じ話を何度も聞くのは面白くないことだと思われるかもしれないけど,繰り返し聞いて生まれる効果ってあるよなあ.好きな曲とか,復習に使うCDとか,繰り返すほど定着するようになる.
2017年10月13日
詰替用パッケージの一部がぺろっと剥がれてボトル用のシールになっているとか.
極小粒納豆のほうが小粒納豆より小粒だから収穫が早い,だから安価なのか!
一人分の弁当の食材がパッケージになっていたら,買うなあ.「あとは作るだけ」の「作りたい」がポイント.
2017年10月15日
神為説を現象生起の因果説によって刳り抜こうとしても,全現象の生起者が神である以上,全因果は神為である他ない.合理的な説明を考えて誰の責任かで止まるとき,ひょっとしたら,いや実はいつも必ず,神がそうさせたのだ.なぜ神はそうさせたのか考えてみると思考は先に進む.
2017年10月20日
われわれ若者は,将来待ち受ける超高齢化社会に高齢者として生きるために,今のうちから労働の人工知能化を進めねばならない.人口が少なくても充分な財が売り買いされる市場を維持せねばならぬ.
2017年10月22日
ニューロンは脂肪に包まれているので,長距離に伸びていても,信号物質の移動によるエネルギーをすぐに細胞外に放熱できる.ニューロンにはエネルギーを貯めておけない物性上の理由があるのだろう.
2017年10月23日
賢さは必ずしも幸福を連れてこない.それよりも,絶望できることが幸福をもたらしてくれる.賢い人が絶望すべきなのは,世間が幸福になりつつあるときである.
なににも占められていない空間は,何かが起こりうる空間だ.
否定は精神の繁殖である.
2017年11月3日
知能とは,当たり前のものを組み合わせて当たり前とは限らない物事を考える能力を指すのだろう.
2017年11月5日
常に軌路を観取して歩けば,人とぶつからない.
2017年11月7日
がんや風邪のときは,亜鉛をとることを控えたほうがいいんだろうか…
2017年11月10日
高齢者が少なかった時代の希望の持ち方ってあったと思うけど,高齢者が大勢いてくださることによる生きやすさってあると思う.
2017年11月25日
エントロピーが低いものに親しみを感じ,エントロピーを下げるものに癒やされる.
情報量のない,つまり完全に知っているかまったく分からない知識に触れると癒やされる.哲学書の効能.
哲学書を高音で読み聞かせる癒しデバイス.
癒しキャラは情報量の少ない形をしている.しばしばその方が広く人気が出る気がする.
「情報量が少ない暮らし.情報量を減らす生活」「かわいさとはエントロピーを下げてくれる性質」「引き算の発想,わかりやすさ.シンプルな思考,捨てる幸福」
知識が発見し尽くされ,情報を所有する価値が下がると,私たちは癒された生活ができる.ストレスが強い社会は,人工知能の発達過程独特の現象である.
内容の濃さ=情報の濃さ×音声の高さ
2017年12月1日
新しいものは絶望から生まれ,正しいことは信仰から生まれる.
2017年12月5日
閾値を決めているのは中心体である.もっといえば中心体の太さである.
2017年12月7日
銀河の回転曲線について.エネルギー保存則から,速くなるとポテンシャルエネルギーが減らなければならないので,重力が小さくなり離れていくか,中心からの距離が短くなる.この離れていく力と中心へ近づく力の均衡を破れるのは回転速度のみだが,ほぼ等速で円運動しているので,どこでも同じ速度だ.
ポテンシャルエネルギーは重力が強いと中心からの距離が短くなるように,また,重力が弱いと中心からの距離が長くなるように調整する.原子をめぐる電子の軌道や,銀河の回転曲線を解くには,エネルギー保存則を知っていれば充分だ.
万物の式は,エネルギー保存則の変奏である.
2017年12月13日
単語は知識を引き出せる
創造性とは資源をどのような価値をもつ財へ変化させられるかだ
なぜこの現代においても毎日風呂で髪や体を洗わなければならないのだろう
2017年12月18日
広く,深く,遠く,考える.
2017年12月25日
歯科治療にAIが導入されたら…
車両用と歩行者用が同時に青になる信号機は多いけど,歩行者用だけ先に青にならないものかと常々思う.
歯の噛み合わせが良くないから太りにくいってこともあるのね.たくさん噛まないとならんからね.
2018年1月4日
10年前の50代がいまの50代ととても異なるように,10年後の50代もまた異なっているだろう.最近の若い者も,最近のおじさんおばさんも.世代論の本質は年齢ではなくて生年だから.
2018年1月7日
面の複素ビットは半径に依存せず一定値をとるという計算結果が出たのだが,どういうことなんだろう…円周では半径が大きくなると複素ビットも大きくなる.球では半径が大きくなると複素ビットは小さくなる.円面や球面では半径に関係なく一定値なのである.次元が関係するのかな.
2018年1月9日
時間がない,に対して,時間はつくるもの!とアドバイスする人が家事をしていないと知ると,やっぱり配偶者に支えられているのねと思ってしまう.でも,時短家電のお陰かもしれず,洗濯乾燥機を買って使ってみて,家事をしながら,時間はつくるもの!とか言ってみたい.
2018年1月10日
たった一回の失策ですべてがうまくいかなくなる,は,一回の失敗からたくさん失敗してうまくなっていく,にリフレームできる.これでスランプがなくなる.
2018年1月19日
人間には,人間味がどれくらい必要なのか.なんのために人間味が必要なのか.ということを最近よく考えている.
2018年1月22日
責任とはresponseするabilityだ.反応する力だ.責任を持つとは,任されたことをやり遂げることだ.責任をとって辞任する人は,自分から責任を取り上げてしまっている.引責する人は,責任する場から自分で引き下がってしまっている.それでは責任を持っているといえないと思う.
2018年1月31日
大事なものを3分前に紛失したなら,それは3分で移動できる範囲内にある.これが複素確率の考え方.
2018年2月2日
努力しても報われない,と思っている人は,十中八九,信仰を持っていない.
2018年2月7日
ファンデを塗ると,しみなどが隠れるので,顔から情報量が減る.かわいさとは情報量が少ないことをいう.かわいい雑誌,かわいい漫画,かわいいウェブサイトやかわいい新聞は,情報量が少なく構成されている.漫画化とは情報量を減らしかわいくする行為だ.
機能的なものがかわいいとは限らないが,かわいいものはみな機能的である.複数性を目指すなら,多機能であるより,誰が使ってもかわいいほうがよい.前者は嫌われる八方美人だが,後者は引く手数多の個性者だ.
哲学は人間の器を大きくするための学問である.ただし,大きくみせるに過ぎない.
2018年2月9日
蛇口に吸水性があったらな.
「Windows10は好きですか?」「はい,好みは千の嫌悪からできているといいますよね」
2018年2月12日
口や胃や腸は,わたしのものではなくて,わたしとともに生きるものたちのものである.悪口や失言,ストレス性の胃痛,下痢や便秘や盲腸は,わたしの内側の現象ではなく,わたしの外部で起こる現象である.
2018年3月5日
情報は隠し通すことができない.だが,その情報をどのように消すか.それが設計である.長い間誰にも見つけられなかった設計ほど優れた設計である.科学の発見競争において,残っている問題は神の設計のうち優れたものなので,新たな発見はいつも新たな発見をもたらす.
2018年3月13日
なぜ心臓が左寄りにあるので右利きになるか.心臓から手先までの長さが大きいからだ.その分,神経も長い.器用で繊細な指使いは神経が長いほうが有利なので,右手を使ってしまう.左手に固執する人は,直接的な答えを早く求められる才能を持っている.
身長が高い人は,身長が低い人が考えていないことを考えるものである.ゆえに収入が高く,異性にも同性にも好かれる.これは神経が長いためである.しかし,しばしば偉人に背が低い人があるのは,背が高い人のアイデアを素早く発展させて,すぐにものを作ってしまうからである.
2018年3月19日
大事なこと.使ったら稼ぐ.稼いだら使うのではなく.
2018年3月21日
目標は,幼いほうが長続きする.
2018年4月3日
学問から教訓を引き出せることはほとんどない.学問から学べることは,学問をすることのほかない.
2018年4月10日
神経は反応を起こすために死ぬんだろうな.
発明家の脳はたくさん刈り込まれているはずだ.
2018年4月23日
ほめられたときにへりくだれないくせを直したい.
2018年4月27日
日本が欧州を知らなかったら,日本人は絶望しなかったかもしれない.身の回りの不可解な自然が多種の神のしわざだったから,神に対して絶望するという概念を持ちにくかったろう.だからキリスト教が広まりにくく,形を変えて根付いたのだろう.
神に距離を申請すること.神との間の恵まれた関係を増強すること.付いたり離れたりせずに,幾何学的で冷静な構成を保つこと.
わたしの営みうる事象になるだけ神を介在させ,事象の運行をまるきり委ねることによって「努力の結果」という概念は消していける.わたしが行ったためではなく,神の設えた時空環境が,わたしを行わせたのだ.
イエス師は,一度律法を犯したことのある人にも神が赦しを認めることを教えた.であるからといって,犯した罪をきれいさっぱり忘れる気にはなれない.記憶空間の片隅にしみのようについているその罪は,わたしが変えられた源であるからだ.
父と母に必ずしも従わなくてよい.神に従う.従う相手はいつも神である.父や母や上司や教師は尊敬する人である.すると,わたしが彼らの立場になったとき,神について教えるにとどめ,わざわざ教えを垂れようとしなくてよいのだ.
2018年5月13日
「善悪を知る木の実はただの木の実だったのだが,食べたら善悪がわかった.」
2018年5月14日
複素空間にゼータ関数を自由に布置できることはわかったが,問題はζ(s)=0がすべて1枚の位面に乗るように「自由に」布置できるかということだ.描画の問題である.
2018年5月20日
もし時間を止めたら,原子の運動が止まるので,世界の色は薄くなり,物の強度は弱くなり,世界は崩れてしまう.世界は原子の運動の軌跡でできている.
2018年5月21日
感動が足りなかったり乾いていたり,平板で硬直しているときこそ,聖書を読もう.みことばはいつも心をほぐし,自省させ,時に涙を伴って,活きた力を与えてくれる.こんな本は他にない.
せっかく同じ食材を使うのなら美味しいものを,そういう経済原理が働いている気がしている.
2018年5月22日
Truth educates life. 真理は人生をみちびく.
「若いから先があると思っていたけど,あるのは今なんだなと」
現代の研究者に必要なのは何か.お金?論文?いや,何よりも閑暇である.閑暇を発見したら研究の半分は進行したようなものだ.
2018年5月23日
わからないことがあるしあわせ.
2018年6月4日
いくら情報を集めても,まったく集めなくても,物事が起こるか起こらないかを変えることはできない.どの情報を得てどの物事に出会うか選ぶことはできても,どこでどのような物事が起こるかはあらかじめ決まっている.
2018年6月8日
ビジネス書を100冊読むより,ビジネス書100冊分がつまった一冊の本を読んだ方が早い.すると,速読法とはその一冊の本を早く見つけることかもしれぬ.
2018年6月9日
表か裏か.どちらが出るかはコインの性状に内在している.確率は性状に由来し,誰が考えても同じだ.確率は性状に関する知識によって判明するが,その知識によって確率を変化させることはできない.コインの性状を加工すれば別だが.
コインがふつうのコインなら,表か裏かは半々とわかる.どんなコインかなにも知らないと半々だが,知識を得ると真の確率に近づく.コインについて知っていても知らなくても,そのコインの表か裏かはコインによって決まっているが,コインについて知らない場合,予めコインについての知識がいる.
知識とは半々から始まり真の確率に近づく過程である.確率が半々なものは好奇心の対象になりやすい.中毒を起こさせたければ確率を半々に設計すること.
知っても知っても知らないに等しい.それこそ深遠な情報源,尽きない好奇心の対象.
もし世界に確実に起こるか起こらないか分かる現象がひとつもなければ,世界は情報にあふれ,人間には知識がひとつもないことになる.無知であっても,知識を追究しても,起こりやすさが分からなければ,同じであるが,世界が好奇の対象で己が無知であることを知っているか否かは幸不幸に関わるだろう.
神さまがいなくても説明できることは多い.でも,その説明で良いのか.神さまがもっと異なった説明を与えてくださるかもしれないのに.
2018年6月14日
「他の人がやらない,でも誰かがやらねばならない,そういう仕事をする」
2018年6月15日
なぜ重力が小さい環境ではテロメアが伸びるのだろうか.重力に変化がない環境にあるにもかかわらず軽くなると老化するので,重力に抗うことをしなければ老化を遅らせることができるのかも.
怒りのあとには必ず悲しみが訪れる.だからぼくは怒らない.
2018年6月16日
なぜ世界がここにあるか.神によって膜で隔てられたからだ.世界の存在条件も存在理由も,科学は問える.
2018年7月9日
いくら情報を集めても物事の起こりやすさは変わらない.でも,情報の集まりやすさは力に比例する.力の続きやすさは緊張の続きやすさであり,波の数(感じやすさ)や圧力の小ささ(プレッシャーの感じにくさ)に比例する.情報の集まりやすさは情報量とは異なる物理量だ.どんな性質の力学なのだろう.
そうか.情報の集まりやすさ!情報の集まりやすさ,すなわちgatherityの和名を,収力とする.
2018年7月10日
なぜ勉強するのか.確率を変えていける力をつけるためである.
2018年7月13日
人の知らないことを知ってください.それができる人はチャンスをものにしてきました.文明はこうした人によって進んできましたし,これからもそうです.
2018年7月21日
肌,体臭,毛.この奥深き謎たち.
2018年7月23日
塩分はイオンとして神経をかけめぐるので,身体を冷やす.塩分をとりすぎると,このように冷えやすいためにエネルギー消費が抑えられてしまう.すなわち太りやすくなる.
2018年8月6日
どうしてほとんどの虫は人間の肉眼で見えるほど大きいのだろう.生き残ったから?それとも僕が知らないだけか?
映画,音楽,文学,美術,写真,三文化,建築,演劇,ファッションの批評はあるのに,ウェブの批評はない.自分でやってみるしかなさそうだ.
2018年8月10日
インドの女性が眉間につける印は,目立つので,目を直接見て話せない男にとって役立ちそう.
2018年8月11日
塩分の運動によりエネルギーが消費され,電流も生じる.みたいな話.
文明や都市国家が栄えた場所は川沿いが多かったわけだが,水分や塩分を手軽にとれたことで神経の働きが活発になりやすかったこともあるのかなと.死海の近くにはあのイスラエルもある.
2018年8月12日
「少しで,いい.けど,少しが,うれしい.」
2018年8月15日
物珍しいところに物事は集まる.この宇宙が引き寄せられているところでは,きわめて珍しいことが起こっているのだろうか.
2018年8月16日
自由意志で行動しているといっても,結局はどこかからどこかへ移動することである.人だって物珍しいところに集まりやすい.事象の物珍しさで人の動きは予測できるかもしれない.
2018年8月17日
誰かがサイコロを振るからこそ物事は起こる.しかし,サイコロを振るのは神ではない,物事のほうだ.
わたしたちが少しでも起こるだろうと考えうる物事がどれも起こらない世界.
2018年8月31日
事象が起こったことで情報量が減少してもなお,物珍しさを高く保つ事象には,情報がまだ多く隠されている.その事象からは意外な結果を得つづける.いずれその事象の物珍しさがなくなったとき初めてその事象を予測できたことになるだろう.
2018年9月3日
ものつくりには完成があるので,壊れたり使わなくなったり作りなおすことを除いては,ものつくりの飽和がやってくる.作られたものを大切に長く使い,エネルギーの流れを減らしていくことと経済合理性が結びつけば,やることが希望とともにみえてくる.
人が集まるお店とは,誰もが日用で消費する必需品と,地域では物珍しい希少品の品揃えが良いお店だと思う.定番と新製品の陳列バランスが良いと,価格の物珍しさで競う店の前に悠然と構えていられる.
2018年9月10日
若いのに,食べたいものが食べたいときに食べられる.風呂に入りたいときに入れる.時間を好きなことで好きなように使える.とても恵まれた時代であるなあとつくづく思う.
2018年9月14日
土曜が祝日の場合は金曜を前倒しで振替休日にするとどうなるか.一週間で最も疲れる木曜の夜に金土日休みだと思うとだいぶ気が変わる.
2018年9月19日
時間は繰り返す,けれど,少しずつ変わってゆける.複素空間はそういう数学だ.
2018年9月21日
区切ることができるから,数えることができる.膜で隔てられるから,計算できる.
2018年10月1日
思考の中には時間を縮めるものがある.思考の重力.
2018年10月5日
毎日同じような生活を繰り返せるって平和でなければできないことだよなあ.
線が細いので,どこからそんなエネルギーがわいているんだ,とお世辞をいわれることあるけど,エネルギーを使っているから線が細いのである,なんてとても言い返せない.
缶ビール,350mLは多くて飲みきれない… ちょうどいい190mLくらいなら買う.ビールを飲むようになると思う.
2018年10月8日
数学なんか物理なんか生命科学なんか,なんの役に立つんだか分からない.という学生へ伝えたいこと.その問題は考える価値のある問題だ,その知識を役立たせるのは他ならないあなたなのだから.
2018年10月10日
格差は,ある程度,遺伝によって生じる.環境や身体はお金で改善できるけれども,収入に結びつくような,認知的能力的傾向は,政策で変えようがない.蛙の子は蛙である.
2018年10月11日
株価が暴落すると安心する.年金の財源が無事増えるのだな,と.
2018年10月30日
どうしてニーチェが正しくて聖書が偽だと思うのか.神さまはたとえ死んだとしても,復活なさるお方.万物は物質であるとて,万物は運動するとて,もし神がもういないなら,なんの救いになるのか.私たちはもっと神さまを知る必要があるはずだ.
2018年11月5日
口が軽いってどんな人のことをいうんだろ,今まで口が軽い人に会ったことない… ってことは一番軽いのは自分か!という論理.
2018年11月12日
論理的に完全に分からせてあげようと,単純であろうと努力している対象の優しさ.
2018年11月15日
紙を電子化できるって,ものすごいことだ.紙,これだけ多用途なこの紙を,ディスプレイで置き換えてしまえるうえに,電子的機能で更新したり組織化したりスキャンしたり同期したり,掲示,配布,陳列できるのだから.
紙に限らず,すべての面という面がディスプレイに代われば,印刷して保存する作業が不要になるのでプリンタが不用となり,看板は静的な表示から動的コンテンツになるので塗装が不用となり,広告は随時更新するのでラミネータが不用になり,窓は透明である必要がなくなるので窓ガラスに情報が足される.
柵とか塀とか屋根とか,面はディスプレイが貼れる.これだけ動画が流行っているので,壁面動画再生とか,ひとつのHTMLファイルをずっと映すとかひとつのPDFをずっと映すだけでも良いと思う.そうしたらウェブの言語のキャンバスになり,ウェブ屋も潤う.
2018年11月28日
人間は代謝する管にすぎない.尊厳を持つ意味はここに由来する.
2018年12月5日
大学の問題,ノーベル賞の問題に通底するのは,基礎研究の終焉が迫っていることである.新しいパイはどこにでもあるようにみえて実際にはもうないのだろう.シンギュラリティを迎えるといわれる2045年ごろまでに,科学は完成してしまうだろう.それを見据えれば今からでも大学教育を改革できると思う.
2018年12月7日
利便性を考えると,徒歩10分圏内にあれば便利だ.しかし利尿性も考えると,徒歩1分で用を足したい.ウォーキングコースの話し.
2018年12月13日
人,物,お金,情報など,物事を引き寄せたいなら,珍しさを保つこと.物珍しいところに物事は集まるのだから.
最も孤独になる方法とは,世にありふれた人物になることである.誰からも見向きもされない人物とは,世の中のどこにでもいるような人物である.ありふれた人物はありふれた物事しか受けられない.誰もが受けるような物事を,誰もと同じように受け,誰もと同じような代価を払い,誰もに似た生活を送る.
珍しいところには物事が集まる.集まった物事によってさらに珍しくなる.珍しさには自己高揚の原理が働く.珍しさを保つには.世の中の逆を行ったり,誰も知らないようなことを探究したり,誰も行わないことを進んで行ったり,いろいろな珍しさがある.珍しさを探せたら,それを保つようにすればよい.
自分の珍しさが有名になりすぎてもう珍しくないと思われるまで消費されたら,その名は永遠に物事を引き付けるだろう.珍しさの高さには限がなく,各自がそれぞれの珍しさを高めても,それぞれの高みを存立させる.珍しさ同士は直交する.そして,珍しさは新しい珍しさと組み合わされて珍しさを支える.
2018年12月18日
つまずかなかったことではなく,どこにつまずいたかにこそ,その人のセンスが出る.
2018年12月24日
「誤解者としての読書人」
2018年12月26日
自分にしか起きない不幸はないし,不幸は分ければ薄くなる.
2018年12月29日
そうか,並木道って沿道の駐車スペースに車が出入りできるように植栽の位置をうまく設計していたのか…
2019年1月10日
ビジネスシューズ1足を毎日履くより,2足を交互に履くと,持ちが2倍以上になる.1+1が2にならない例である.他にも創発現象にみられるが,その辺りを「エジソン演算子」で直接表して性質を調べたいのだ.
2019年1月11日
3時間生きるだけで,ごはん1杯分のエネルギーが消費される.食わねば.
2019年1月14日
神さまはサイコロを振らないことを証明しました.
2019年1月17日
戦争は偶然ではない,単なる人災だ.神さまは死んでいないし,神さまは戦争を望まない.偶然は神さまが司ることではないのだから.
病は遺伝する点に,弱者に社会保障を適用する根拠がある.親も子も難病を抱えて生きている家族を考えてみれば,医療費や生活扶助,就労機会を支援する意味がすぐにわかる.貧困は遺伝するというが,病や特性が遺伝するから,弱者も強者も受け継がれる.
遺伝と自由.受け継がれることと変えていけること,決定的性質と絶えざる努力と医学の発達.ヒトは遺伝的性質を抱えたままで,一体どれくらい自由に暮らしていけるか.ひとりひとり違う自由を.
「それ,自己責任ではなく,遺伝です.」
2019年2月6日
フレームワークの有効な使い方.業務を本当に軽減するウェブシステムとは.そんなウェブシステムを作れるフレームワークとは.そもそも情報集約で業務は本当に効率化するのか.どこまで効率化できるのか.いや,効率化できないことなどあるのか.
2019年2月9日
人はどうして人を殺してはいけないのか.人には生まれている義務があるからね.誕生権と出産権.
2019年4月10日
確率が同じくらいの事象であっても,情報量が多い事象の方が,物事は集まる.だが,物事を充分知ってしまわれると,その分,情報量は低くなる.新しい情報を作り出すか,情報を小出しにするか,翻したり否定したりなど,公開戦略を立てなければ,どんなに珍しい事象でも一発屋で終わりかねない.
2019年4月13日
やっぱり炭水化物は噛まない方が腹持ちが良いんだろうか.噛まないと眠くなりそうだけど.
2019年4月15日
才能とは重力だ.いろいろな物事を引き寄せる,しかし周りにとって重い存在だ.
2019年4月22日
現場と管理,機械に代替されやすいのは,管理である.管理職は責任が重いから高給で偉いわけだが,機械化が進めば現場のメンバーが平等に責任を負い,皆で仕方のない人工管理職の世話を焼くことになる.管理職になりたくない若者が増えているこの国の感性を信用している.私たちは現場で働き続けたい.
2019年4月23日
素数列の各項間の距離を集まりやすさの力学(収力)の結果として捉えるアプローチ.
2019年4月25日
疲労もストレスも肥満もやる気なさも,遺伝と環境の活かし方も,仕事の出来も健康な知性も,全部,栄養の問題.栄養で解決する.栄養工学.
2019年5月6日
有名にならずに暮らせるなら,そのほうが幸せだ.名前の代償は高い.
2019年5月7日
慣れるより丁寧に考えるほうが大事だと.
2019年5月9日
WYSCWYD: What you see can what you do.
2019年5月15日
多くの情報の発見を予期した知識ほど優れた理論である.文字を使うことは情報を発見していくこと.いつまでも情報を発見することを文字を使う動機にしたい.だれも文にしたことがない情報を残し続けるために.
2019年5月16日
納豆って,粘るより,滑る.いかにも血をさらさらにしてくれそうな舌触りだ.バナナの皮の比ではない.
2019年5月17日
サスペンスって「おあずけ」って意味なんだ.知らなかった.だから火曜劇場はやたら結末を延ばすのか.謎解きはミステリーというのね.
2019年5月19日
株式投資が長期的に儲けを増やせる理由は,運用がうまくいったからではなく,運用をうまくするために株式情報の収集に多大なる時間を使ったためではないか.余暇に余計にお金がかかることをせず,高額な購買欲を満たせる株式は,蓄財にうってつけの習慣となる.
2019年5月25日
若いころは,鮮やかな印象によって幸福だが,それが後退すると,豊かな思想によって幸福である.
2019年5月27日
自分のにおいってどうすれば知れるんだろう.たまにすっと分かることあるけど,なぜ常に分かれないんだろう.
2019年5月29日
計算機は入力を正しく記憶するから価値がある.人間にはそんなことできないからだ.計算機は人間にできないことができ,人工知能は人間にもできることができる.今後,これらと異なる構造の計算機が誕生するとすれば,そのヒントは脳にはもうないだろう.筋肉や菌類や植物だろうか.
計算が何かを構築するために使われるものだとすれば,何もプログラムでシステムを作るばかりでなくてもいいのでは.筋肉や菌類や植物の物理的な成長を文字に頼らず計算して構築できれば,立派に計算機を名乗れると思う.この動的物理計算は化学反応も用いるが,物理法則に従って計算しているといえる.
2019年5月31日
人はどんなに脚ががくがくに疲れていても,便泄の我慢のためになら自宅まで走れるものだ.
2019年6月4日
知ろうとしないのは,ずっとそこを離れたくないからなのだ.
どうして虫歯に糖分が当たると痛く,傷口に塩分が当たると痛く,火傷に辛味が当たると痛いのか.つまりどうして味は痛みを持っているのか.あるいは,どうして痛みは味を上回るのか.
2019年6月12日
収力という概念を考えている.ものを集める力である.収力が大きいものは物事を引き寄せる.人も物も,お金も情報も,何でも引き寄せる力だ.ではその正体は何かといえば,物珍しさである.収力とは物珍しさなのだ.つまり,珍しいものに物事は集まりやすい.
ものをずっと引き寄せ続けるには,ずっと珍しくあり続けなければならないが,難しい.ほとんどのものは,ものが集まるにつれ,珍しさが減ってしまう.集まったことで情報を得てしまうからだ.情報量が増えると,珍しさが減り,引き寄せられていたはずのものは,より珍しいもののほうへ集められていく.
人間関係の力学.ある人が魅力的なのは,自分にはない,世間であまり見かけない,珍しいものを持っているから.いざその人に近づくと,うわさを聞き,外見情報を得る.そこで珍しくないと知ると,またはあまりにたくさんのことが分かると,近づこうとしなくなる.大事なことは隠れたところに収めよう.
しばしば会う関係.ある日,食事に行く.日頃の話しを交換する.すると,情報を得るので互いに帰る.しかしまた日数が経つと,いろいろな話題を持ち寄り,また食事に行く.情報量の増減が,別れては会う関係を繰り返す.
収力の強さは重力の大きさである.収力と重力は同じものだろう.すると,重力とは,情報量の大きなところにものを運動させる力である.私たちは,情報量の大きなところに向かって運動する日常を,飽きることなく続けている.情報が日常を継続させている.
2019年6月17日
最も自由な脳とは,最も長い間,制約を課す脳である.ひとつの制約をいかに長く課し続けることができるか.
2019年6月18日
日記を気楽に書ける人は気楽になる.
2019年6月26日
平均から外れた人がいるから平均であれるのだ.平均外れの人に対して恐縮や差別を思うでなく,常軌を逸した人生を送らずに済んで成功だと思う.私は最近ようやく平均的人生の軌道に乗り,平均が最も安心でき平穏無事なのだと思っている.
2019年7月4日
本当に分からないことを,人は質問することができない.今まで問わなかった問題を見つけることで,分かることは増える.存在は有限だが,疑問は無限である.
かわいいあの人のことを人はしばしばよく知らない.
2019年7月15日
消化って意外とエネルギー使う.だから,食べないと太るんだろう.
2019年7月18日
人は人を殺すべきではない.人を殺しても人は善く生きられない.償うべき人を失うからである.人を殺し,それゆえ償うべき人を失った人のために,裁判がある.人を殺した人は,償うことに値する仕事を裁判によって与えられなければ,永遠に幸福を享受できない.
自分を殺したいほど悩むのなら,より大きく悩むべきだ.償うべきものを自分以外に探そうと思案してみるべきだ.そうでないと自分を,生きることを喜べないことしか知らない自分を,永遠に救えない.
2019年7月23日
変化とは,流れを止めていたところが流れるようになること,そして,流れていたところが滞るようになることである.変化の対象は流れだ.変化しにくいところには秘密が隠れている.
2019年7月24日
ほめることは,難しくない.ほめられるほうこそ,至極難しい.
多分「能力」は,まやかしの概念なのだろう.物事が成るということは,祈り求めたことがそのとおりになったにすぎない.すでにかなえられたと信じる力こそ能力といえるのだろう.
2019年7月30日
自分のことがいちばん嫌いな人って,それが本当なら,自分を幾分好きになれれば,どんな人ともやっていける.
2019年8月1日
「この料理,苦いわね.」そう,その料理は苦い.苦いと感じた舌がある.だから調理者がどうこう,とかの意味はない.その料理は苦い.単に物理的に捉えれば苦情ではなくなるうえ,解決案を考える余地もできる.苦情を感謝する人の心理.
もし日本が植物を豊かに持たなかったら,四季は耐えがたいものになっていただろう.温暖化による四季の崩壊を歓迎さえするようになっていたかもしれない.
2019年8月2日
「バター付きパン」は,少年がパンにバターを気持ち良く塗っていたら,手を滑らせた.パンはテーブルから転び,バターの付いた面を下に落ちた.けれども,この小品のオチは明るい.最後のフレーズに「おっことしちゃった」との歌詞を当てたいほど.
2019年8月5日
買い場は必ず訪れる.
2019年8月6日
難しい問題は,のちに必ず大きな産業に実る.努力する才能をみすみす減じてはならない.
2019年8月8日
神さまの前で,死ぬまで不幸であり続けられるほど強い人間はいない.
2019年8月9日
植物にとっての眼ってどこなのだろう.葉緑体?
2019年8月10日
もし海水の塩分濃度が急激に上昇したら,死海のように浮いたまま世界を移動できる.
2019年8月11日
嫌韓反日な人々は,多数派にみえるけど実は少数派だとしたら.少数派が多数派にみえてしまう弱点,少数派が多数派に届く利点.SNSの功罪.
2019年8月14日
学校の勉強は役に立たない,と思うことは簡単である.役立たせるのはあなたなのだ.
2019年8月21日
最近分かったこと.夕食を2人前食べた翌日は,仕事が捗る.1人前食べた翌日は,それなりにしか成果が出ない.この事実と,40歳前後の体力や代謝の低下を結び付けて考えている.来たる時に備えて,食べる量を決して減らしすぎないことを気にかけて暮らしたい.
食べる量を減らすきっかけが,真偽の分からぬ健康情報だとしたら.まだ経験したことがない中年化を餌に色々買わせる健康産業.罪である.
2019年8月22日
エジソン演算子の群論.エジソン演算子は,1+1が1にも3や4にもなる演算子.砂団子の逸話から命名した.化学には物質の構造に群論が適用されているが,化学反応に群論は適用されていない.エジソン演算子の目的はまずそこにある.
2019年8月26日
夢を持て,諦めるなというぎらぎらした言説が吹聴される.しかし,夢をかなえるには寧ろ《諦めなければならない》だろう.諦めるべき事柄を峻別することから知るべきだろう,《自分こそを諦める》のだと.自分を諦めることで自分を認識し,意図的に制御できないところから,少しずつ,夢が実現する.
2019年8月31日
人それぞれ,は人々が知り合う魔法.人は皆同じ,は心を平和にする真理.
2019年9月5日
お菓子を買った.一日を幸せにするには,せいぜい40円あれば良い.
2019年9月18日
測りえぬもののために祈れ.
2019年9月23日
将来の予想ではこうなる.けれど本当は,こうなるのではなく,誰かがこうするのだ.誰がそうするかは,まだ誰も知らないのだが.
気圧が低い日.圧が低いので管を通る液の速さが,いつもよりゆっくりだ.押す力が弱いのだ.神経伝達も遅くなるので,怠かったりかったるかったりするのも頷ける.
2019年9月28日
万物は粒子から成立することと同じくらい,万物は空隙により成立することは重要だ.運動エネルギーとポテンシャルエネルギーの和が保存することは,運動する膜と,それに伴い引力関係が絶えず変化する空隙とを,力学で結ぶ.空隙におけるポテンシャルエネルギーを考えない推論は大抵,不足がある.
2019年9月29日
そうか,全地を救ったイエスさまは,地球だけを救ったばかりでなく,全宇宙を,救ったとも考えられるのか.全地の定義.
2019年9月30日
問いがあれば,答えはやって来る.
2019年10月3日
プログラミングを扱う文庫が出ない.プログラミング言語を通勤で学ぶには,文庫は最適と思うし,開発中にキーボードの手前にも置きやすい.現状では電子書籍に流れざるを得ない.
ウェブ開発を扱うテレビ番組がなかなかないのは,ウェブがメディアとして競合する相手だからかな.
なにゆえにZOZOの段ボール箱は片手で持てない形なのだろう.取手もない.両手で大事に運ぶしかない.なぜだろう.
2019年10月11日
最近額上部の表面に冷たい筋が入るように感じる.ニューロンが死んでるのだろうか,あるいは禿頭の前兆か.
2019年10月14日
情報が,物事を軌道に乗せるものだとすると,知識とは,物事を軌道に進ませる力だ.
どのような軌道も物事と物事の間にあるが,どのような物事も軌道に乗って進んでいる.重力の差が大きい環境では,重力の大きな物事に物事が集まる.重力が充分大きく,その大きさが大差ない環境では,独自の軌道を描こうとする物事が現れ,加速するにつれ新たな軌道を発見することがある.
知識は法則上の運動を加速させる.質量は自身を減らすことで運動を減速させる.知識とは力であり,質量とはブレーキである.
運動を加速させる知識,立ち止まらせ蓄え備えさせる知識.
2019年11月2日
自分と同じように見える人はいない.自分と同じように見てくれる人もいない.目的と意図はいつも交錯する.
2019年11月6日
仕事がなぜ楽しいか,よく考えたら,退屈が紛れるうえに報酬ももらえるからではないかと思った.やりがいとか生きがいとは少し違うけど.
国債の大量発行って,史上稀にみる良策なんだと気づいた.これにより国が破綻するはずがないのだから.
2019年11月8日
長く生きるとは,より強く引きつけられることかもしれぬ.人も宇宙も情報も.
2019年11月14日
食べもの飲みものもプラセボなんだから,パッケージデザインも大切なのだ.
2019年11月18日
「何年も続く明晰な話題なんですよね」
2019年11月30日
ブラックホールが蒸発しなければ,宇宙は一点に集中してしまう.
2019年12月3日
フェルマータって,Wi-Fiのマークとよく似てる.残響する音の空間的な広がりを表すからかな.
2019年12月10日
なにかがなにかを難しくしているとき,それを簡単にするデザインが必ず見つかる.
2019年12月11日
本棚に国内産の本だけでは危険なので,洋書や翻訳本を半分以上占めるようにしている.視点を広く保つ方法.
2019年12月15日
自分が何者か,そして一体何者でないのか.弁える必要がありそうだ.
2019年12月26日
残業の少ない国では,ほとんどパンやパスタを食べる.ごはんは残業に向いている.働き方改革には主食が影響する.
2019年12月30日
人は歩くために食べる.
2019年12月31日
個人は,いくつかの珍しいタイプの掛け合わせにすぎない.プライベートな事情でも,ごく個人的なことは,本当はあまりない.
人の性格を知るには,まず地理の知識が特に役に立つ.
勉強した内容を,状況に適用するところまで会得すると,勉強した知識は必ず役に立つ.役立たない知識なんかないし,勉強は裏切らない.
人間関係を面白がることができたら,本当に幸せだ.少し引いて観察する人に,漫画読みの人が多いのが気になる.
「床屋が休みでも,髪は伸びる.」
2020年1月2日
そうか.パンくずリストは「家=ホーム」から伸びているから,ヘンゼルとグレーテルなんだなと.由来に納得.
2020年1月3日
自分は大して正しいことを言っていないと思うこと
2020年1月11日
分岐とは,行を飛ばす,実行しない行を作ること.反復とは,何度も実行する行を作ること.と捉えると,プログラムに逐次,分岐,反復しかない理由が分かりやすい.
2020年1月20日
初めて辞書を持つ言語の辞書をいかにして作ったか.辞書のロマン.
2020年1月31日
不買運動を起こしても,資金の流れや雇用の滞りが出るからいいことない.それより研究開発するゆとりを企業に.エコでクリーンな方法で合成された繊維や染料が格安で流通すれば最高だ.環境問題だって改善しているはず.
2020年2月5日
スマホで手続きするって面倒だから,申込みを予約して来店するとあれよあれよと済ませられる店舗があったらな.スマホの生体認証だけですべて済むならもっと楽.必要な情報は自動保存され後で好きなときに見られる.VR認証,VR手続き,VR申込みシステム,なんて名前になるかしら.
ウェブだとボタンを押さないといけない手続きを,VRで操作して行えれば,日常的な選択行為が本当に楽になる.予定は予め設定しVRに表示される.安い価格の商品をVRに保存し来店時に比較する.そもそもスマホを眺めることがなくなるだけで姿勢の自由と親指の自由を人類は獲得するのだ.
10年後もスマホがあるとは限らぬ.過去の遺物になっているかもしれぬ.小さな板を親指で少し俯いて叩くより,上を向いてぼうっとメガネを掛ける人ばかりの未来になる.メガネの空間はプライバシーが守られ,外からは何を見ているか分からない他人ばかりが街に溢れ出す.
2020年2月9日
長生きするには,珍しさとゆったりさが必要だ.だが,時にはあくせく働くと珍しくなりやすい.自分が世にありふれていると思う人は,まずあくせく働くと,次第に珍しくなり,物事が集まり,長生きできる.
2020年2月14日
皆が幸せになれば,私は不幸でも構わない,と考えた人こそが,誰よりも幸せになるという現実.
物理学は,世界がどのようにつくられたかについては豊富に語るものの,世界を誰がつくったか,世界をなぜつくったか,については語ることばをもたないでいる.
2020年2月15日
すべて世界は単純,人間は複雑である.世界を複雑にしているのは人間である.人間を単純にみる世界をもつ功罪.
2020年2月20日
いい香りがする湿布があったら,貼るなあ.
2020年2月26日
人生の休息とは,人生に無駄を仕入れることだ.
2020年3月5日
なぜ知識が最良の投資なのか.それはまず,退屈しないからだろう.
2020年3月17日
安定とは増加も減少もしないこと.お金の多寡で悩まずに済むということ.貧乏も金持ちも出ないような社会を築く政策が人間を幸せにするはずである.この社会を改善するなら,安定した収入を保障する資本主義を考える.
2020年3月28日
悩みとは考え始めのことだ.ことばを多く取り入れ,多くを書き出すうちに,悩みは知識になり思想になり人格に変化する.
2020年4月12日
多く読み求めるより,少なく読みかえすことの満足.
2020年4月14日
仮説の起源は謙虚さである.
2020年4月15日
パスワードに漢字や仮名が使えたら,より堅牢になると思う.Unicodeの文字が使える認証モジュール,作ってみるか.
2020年4月18日
ある場所を通過すると,あるウェブページが立ち上がり,ある商品を購入すると,あるリンクが踏まれる.位置情報を使えばできる.
2020年4月21日
思いの強さは頻度で決まる.
2020年4月28日
誰かが切り取った現実を,つなぎ合わせて生きている.
2020年4月29日
情報を得て得したことはよくあるけれど,情報を得られず損していると気付く機会はあまりない.
2020年5月1日
既知の情報源より,未知の情報源のほうが珍しい,つまり潜在情報量が大きい.未知の情報源が起こるとその珍しさゆえ物事は集まる.未知であるほど収力は大きい.
2020年5月2日
読書を思うように進めることは,人生で決して満足することがない趣味だ.
2020年5月6日
字数制限は推敲の動力である.
2020年5月27日
秘密は常に人工的状態である.見つかっていないか,見つからないようにしているかだ.
2020年6月4日
人は見たいものを見る.見えないところにも見たいものを投影する.
2020年6月18日
調理上の失敗の大半は,己の食欲に対する敗北に由来する.
2020年6月24日
植物は眠ってはならぬから緑の光をはねつけているのだろうか.
2020年6月25日
人間にとって地球は大きすぎたので,互いに敵を作った.互いを知らなかったからだ.インターネットが世界をつなげたことで,戦争を忘れられた過去にできた.
情報を隠蔽するからこそ戦争が起こるのではないかと.
20世紀末の国際協調の時代を感動して思い起こしている.
2020年7月8日
眼から入り過ぎた光を処理するために神経が発達したとか.
2020年7月9日
境界には,目に見えるものと見えないものがある.前者は自然そのものであるが,後者はしばしば人類に人工的制限を与える.
2020年7月11日
皆と異なるものを嫌うという習性.
2020年8月12日
ANDは結合を,ORは選択を,NOTは整理を,思考させる.論理は建設的である.組み合わせて,どれにして,これはいらない,いやそうでなくて… 恐らくこれが,思考だ.
2020年8月16日
離れているものを近づける力,イエスさま.ウェブでなくたって距離は無効になる.
この街やこの教会には素敵な人物が多い.私は全世界がそんな人たちで構成されていると信じようと考えた.性善説.
2020年8月28日
ぶれない軸を持つのがなぜ大事と言われるか.主義を持つ人が去った後,揺れ戻す方向に新たな主義が現れ,それらが軸となり,結局,残された人たちは軸の中庸を選べるようになるからだ.
2020年9月1日
「監視社会のための通信衛星」を「平和維持衛星」と呼ぶのは言い得て妙か.
2020年9月16日
発見は,基礎的であるほど,この世の情勢を塗り替えられる.
2020年9月22日
眠りの深さ=眼から入った光の量 / 頭の回転の速さ.眠る目的が頭の中の整理だとすると.
2020年9月24日
成長する経済のスピードは,早くない.ゆっくり,そして着実だ.
2020年11月15日
もしCOVID-19が武漢の研究所で変異して広まったのだとしても,絶対に公にしないでほしい.当の研究者はあの日以来ずっと震えて暮らしているのではないかと想像すると,あまりに不憫で絶句する.どうか本人のせいでなく,神さまの計らいであらかじめ決まっていたことだとどうか信じてほしい.
2020年11月27日
「人にも内容にも時と場合にもよる問題を話してるよ」
2020年12月1日
どんな集団も,そこにいろいろな集団を混ぜ合わせれば,個性がなくなり特徴を持たなくなり,多数派と少数派からなる構成を形成する.どの集団も同じように大きくなれば無特徴になっていく.
集団が大きくなるにつれ,多数派として目立っていく特徴と,少数派として差別されうる特徴が現れる.多数派は平均力を持ち,少数派は集まる.しかし,物事は常に少数派に集まる.少数派が多数派へ変化することを革命と,多数派に変化できない少数派を才能と,人は呼ぶ.
2020年12月2日
心の中の人はその人の変形であってその人そのものではない.
2021年1月12日
戦場に赴いて書き始めたメモの第一句が「世界とはその場に起こることのすべてである」だから凄まじい.簡潔さの裏に潜む激しい現実認識.当時の彼にとっていったい世界とはどんなものだったのだろう.戦場以外のなにものかでもあったのだろうか.
2021年3月22日
聖書.自分の認識を決して肯定せずに自分の存在を全く肯定する,という畏ろしさ.
2021年3月26日
読書空間を可算無限か有限にすることで幸福に近づくのではないかと.
2021年4月18日
なぜ植物は神経を捨て切って進化したのか.振動を逃し続け,根から葉脈まで,分枝構造を獲得したからなのだろう.神経は振動を記憶する構造である.分枝構造を完全に獲得することは,記憶を捨て去ることと同値である.
2021年4月19日
空間的なものは建築的である.
2021年5月5日
瞼の進化論.雨の時,二重だと眼を見開いていても雨粒は瞼に沿って流れ落ちるが,一重だと眼球に染み込む.このため,二重の人は水滴を怖れずに眼を開くのでますます大きくなり,一重の人は眼を細めるようになった.
もし何をしても,または何もしなくとも,人間の活動は罪を招くのであれば,どうして神さまは人間をこんなにも「豊かに」活動させておくのだろうか.人間が作った社会だと錯覚させられるほどに,神ご自身は徹底して世から隠れている.人間が作った物事と神の愛とを比べてしまえば人は誰でも謙虚になる.
2021年5月6日
喉が渇けば,水も甘い.
神さまは私たちを宇宙と同じような力で動かしている.それを人間のものだというなら自由意志と云われるし,それは神さまのみ力だと云うならそのとおりである.
2021年5月17日
神と富とに仕えることなかれ,富の蓄積を肯定した近代プロテスタントのクリスチャンたち,辛かったんじゃなかろうか.本当に救われるか問題にしていたからこそ,プロテスタントは発達したと見ることもできるだろう.
2021年5月19日
囚人のジレンマで,囚人の間で根回しが行えれば,囚人が何人いても複数人の間で利得を最大化する戦略が生める.(囚人たちが例えばスマホも持たない状況で)根回しを行うために,グラフ理論でナッシュ均衡が求まる「ゲームツリー」を考えたい.
2021年5月21日
頭の中には海がある.イオンや伝達物質の波が活動電位として全体で脳波を生み出している.味までも海水に似せている.
2021年6月24日
好奇心とは精神の空腹である.
2021年7月21日
ヒトの雑草は,アリの草原.
2021年9月7日
この社会が本当に高原化していてこの先を歩いても平坦な世界が続いているかの保証はない.努力して結果は得られないが社会維持のために努力は必要とされるはず.結果の得られない努力の尊さを知る若者が少ないのではと.努力の目的は試験の点数ではないのに.
何のために産まれたか分からない人や未来を諦めた人こそ,ものを作ってください,サービスを提供してください.勉強や努力が必要だとすぐにわかります.勉強や努力をしてきた人が今この社会にもたくさんいることにすぐに気づけます.将来も同じです.
この静かで平穏な時間を過ごせているのはなぜか.多くの人たちがきょうも社会の隅々で努力されたからです.戦争や革命が起きないこの国に生きている幸いを私は毎日感謝して祈っています.
技術革新を敢えて遅らせることで未来世代に希望を残してやるという考えもある.
2021年9月8日
労働の持続可能性を考えると,死ぬまでに必要以上の資産を持つことを動機に働くという考えを10年以内に捨てた方がいいんだろうな.このままSDGsが鮮明になり続ければいずれ平等な労働生活環境が世界的に敷かれかねない.労働とは一生に必要な資産を早く稼ぐかゆっくり稼ぐか,だけの問題だったんだ.
早くに資産形成を達成すれば労働時間を短くし,達成を目指さない人は消費を楽しむ.その資産計画を選ぶ自由を「計画的」に与えられている社会だと教えるのが計画的資本主義なのだ.労働の問題は資産計画の概念で動機付けられ解消する.自分のために消費するか社会のために貢献するかに優劣善悪はない.
しかしテクノロジーにはフロンティアがありすぎて,完全に完成した技術社会なんて百年単位で考えても到来しない.いつまでもヒトはものを作っては壊しより良いものを作っていくことを続けていく.ここに資本主義が永続する根拠がある.
2021年9月22日
神の見えざる手とは,集める手であるということ.
2021年9月23日
集まった後,また別のところに集まったなら,物事の運動に離れる力を想定しなくてよくなる.集まる方向は「珍しさ」のような相対的に変化する量によって規定されている.集まり過ぎれば別の方向に向かって集まっていく.「離れる」は見かけの運動に過ぎない.
そう,シモーヌ・ヴェイユは重力が恩寵の一部だと理解していなかった.孤独を好むのでなければ,軽くなるのではなく,逆にいかに重くあるべきかが重要である.
2021年9月30日
祈りとは情報を神に差し出すことである.物事が起こる確率が低くても,祈って情報を差し出すことで,神さまが集めてくれる.意外なものを集めて物事を起こしてくれる.
2021年9月30日
物事が起こる可能性は予め決まっている.真の確率である.われわれはその物事に情報を付与し,その物事と一致するとも限らない出来事を起こす.起こるとさらに情報量は増加する.その情報源が知れ渡ったが最後,情報量は誰にとっても0になり,出来事の起こる確率は真の確率に一致し,予測可能になる.
2021年11月2日
人間は整頓されたモノを消費する存在である.しかし消費によりモノのエントロピーを増すだけでなく,エントロピーを減らしてモノを整える存在でもある.
2021年12月1日
何かをやっていると,あっという間に時間が過ぎる.サボったりぼうっとしていると,時間が早く過ぎ去るとは感じにくい.何かをすることが時間を早めるのだろう.脳にとっての時間とは何なのだろう.
2021年12月16日
自分の過去の軽率な行動を悔い改めれば,過去が財産となって人生を支える.後悔しないように努力するのではない.行動して悔い改めることこそ,人生を固く立たせる基礎となり,世の価値から自由にされる.
2021年12月17日
本当の教育は,互いに受けてきた教育が異なる者同士が交わるときに始まる.
その集団で最も良い選択をするよりも,その埒外に出る決断をするほうが大きい判断である.
2021年12月24日
直接接続するよりも強い主張はない.
2021年12月28日
人はしばしば自分の唯一の欠点を直すことができない.なぜならそれは同時に唯一の長所だからである.
2022年1月14日
-1の1/2乗がiである.-1の1/3乗という方向もある.-1の1/ε乗に一般化しても良い.
2022年1月20日
住み慣れた地元も,旅人にとっては旅先である.
2022年1月28日
糖は快楽の前借りである.
2022年2月6日
もしある物事の本質が新しく感じられるなら,時代がその本質を忘れているだけである.
人間は神によって塵から創造された.神の下では,誰もが特別である.だが,誰も「誰かより特別」なのではない.
2022年2月7日
言語化できないなら沈黙せよ.沈黙が新たな言語を連れてくるから.
2022年2月11日
真理は人の心を入れ替える.
読書とは,準備である.
2022年2月12日
他との比較でなく贈与として承認欲求を満たす.これがSNSをやみつきにした主要因と思う.
2022年2月15日
誰もが何らかのマイノリティ.そんなマイノリティたちが社会を構成している.マジョリティなんて世界のどこにもない.
2022年2月15日
工業製品はどれも同じなので,そのうちの一点に署名したものがアートの作品にもなった.しかし,どれも同じ画一的な工業製品こそ珍しい.この世界にあるものはみな異なるものばかりだから.わざわざ差別化しなくても私たちはみな異なる.これに気づき,私はUNIQLOやMUJIを好きになった.
2022年2月26日
地球上の生物の大きさを決めた主要因は,太陽の光の波長である.別の惑星の生物の大きさを見積もるには,その惑星に届く光の波長をまず調べなくてはならない.
2022年6月11日
思い出が多い方が時が経つのを早く感じる.神経にまるで「時間細胞」があってその細胞が活動するほど時間を「忘れる」かのよう.とすると時間の経過を感じさせる信号は,時間細胞の活動により遮断される.この考察から,時間の流れを調整するニューロンがあるはず.
2022年8月1日
有限性は禁欲の根拠である.
2022年8月14日
消費欲とは,失う欲動だ.
2022年8月24日
少数派性は常識に抗う武器になる.少数派的体験は財産である.
2022年9月4日
生命の形に直線がないのは,光の直進性のゆえである.
2022年9月6日
あなたの見る世界は,世界そのものではないんだ.あなたが見るから,あなたに世界があるんだ.
2022年9月20日
時間は視点を変える.
2022年9月22日
計算の結果は範囲であるから,確率である.計算結果がある範囲に収まる確率こそ,計算の本質だ.
2022年9月23日
丸まった次元,すなわち余剰次元は微小管のことだという指摘は,まだあまり見かけない.
2022年9月27日
空気を読む,の空気とは「標準情報量」と言い換えられる.周りの人たちより情報量が多すぎるか少なすぎて,珍しくなっているので,力学が働く.それに伴って感情が動き,重んじられるか疎まれるかが決まってくる.
2022年9月27日
集団空間には,構成員が共通に了解している「標準情報量」がある.それを破る珍しい事象が起こったとき,引力が生じ,力学現象が起こる.
2022年11月22日
忘れることができるから,また会いたくなるんだ.
2022年12月2日
人それぞれ.自分もまた,その一人.
2023年1月28日
「リーマン予想が正しい」とは,永遠に解けない問題が存在することと同値である.リーマン予想が解けてしまえば,リーマン予想は永遠に解けない問題ではなかったことになるし,なぜある種の問題は永遠に解けないのか,というより重要な問題が浮かび上がる.
2023年2月6日
0以上1以下の確率では,神はサイコロを振れない.もし神がサイコロを振ると考えたいならば,0以上1以下の確率ではない異なる確率を考えなくてはならない.
2023年2月7日
神はサイコロを振らないかもしれないが,情報は与えている.例えば,日曜に受けるメッセージは,人を新しく,自由にする.
2023年3月10日
電子は確率分布だから確率でしか知り得ない,ゆえに万物は偶然だ,は誤り.そうではなく,電子のその確率値を定めたのは神で,物質の性質は全て神が決定している.量子論も決定論である.
粒子には違いがある.個性と言っていいのかもしれない.それは情報の多寡だと思う.全ての粒子は珍しい粒子に引き付けられる.自分にない情報を持つ粒子に.情報を交換するとまた別の粒子に向かう.それを繰り返している.量子エンタングルメントの実相であると思う.
情報の役割は物事を起こすこと.粒子が情報を求めるのは何かを起こしたいから.「何か」とは,計算だと思う.つまり,情報交換だと思う.情報交換して安定したいのに,また別の珍しさに引き付けられ不安定になってしまう.粒子は好奇心の塊だと言っていい.
粒子はリープグラフで記述できるのではと思う.リープグラフは複素点の範囲を表せるから.複素点なので,距離を特に定めないのだ.複素点同士の合算は干渉縞のことになる.干渉縞すなわちチューリングパターンである.
波っぽさは粒子の個性でできると思います.ここで個性と言っているのは「珍しさ」.それぞれの粒子には珍しさの個性があり,粒子は珍しい粒子の方へ引き付けられる.珍しいというのはすなわち情報量が大きいことで,粒子は情報交換したがる「好奇心の塊」だから,情報を交換すると安定する.
2023年3月22日
「自然のものも機械的である」と「人工物もまた自然である」はだいぶ認識に差がある.
神は確かに超越している.人間の論理を超えて働いているし,人間の想像を超えたところに存在している.人間はこれからも理論的努力や創意工夫で新たに神についての知識をいくらか得るかも知れない.でも,神を完全に知ることは永遠にできないだろう.それゆえ,神は人間の永遠の好奇心の対象となる.
自然は神に従う.自然は自然法則に従う.だが,自然法則=神ではない.自然法則を設定したのが神だ.いつ神が現在のパラメータを弄ぶかもしれないのだ.神を畏れよ.
2023年3月27日
あなたがもし人生を終わらせたいと願うなら,あなたが次にとるべき行動は自ら死ぬことではない.神に全てを捧げることだ.これは人の成しうる最善の行動である.その勇気を持って教会へお越しください.
2023年4月13日
所有は苦しみの一種である.自分で選べることが苦しみの源であるのなら,自分の人生は自分で選べないものなのだと明らめて考えたくなる.
2023年4月19日
選べるよりも,決まっていたほうが,人は幸せになれる.
2023年4月25日
あまりに多くの問題を抱えることは危険だが,あまりに多くの問題を解くべきではない.適度に問題を持ち,その程度にとどめておくのが良い.
2023年5月4日
知識を得る楽しみは,他のどの楽しみよりエコである.知識を生む楽しみは,他のどの楽しみより節約になる.しかし,これらも信仰を脅かすほど沼ってはならない.それはいずれ悩ませる.
いくら知識を得ても,無知でいられないなら,或いは無知でいる可能性を残せないなら,その活動は危険になりうる.
2023年5月6日
失って初めて気づく.取り戻そうとするのでなく,もっと失っていいということを.
2023年5月20日
神がサイコロを振る確率がゼロであるという命題は,アプリオリに真であるように私には思える.ということは何か間違っているとして,どのように間違えているか私には見当がつかない.
2023年5月21日
現代人は皆,神さまがいないと思いすぎ.科学も哲学も芸術もストーリーに過ぎないのになぜ,神さまの言葉よりも信じようとするのか.人間の作った物語のほうが聞こえがいいからではないのか.
「赤ってあるよね」というけど,今の私に赤はない.赤をはじめとするクオリアは,幻想や想像妄想の類と思う.思えば,赤があった時期も確かにあった.しかし,今の私には,少なくともこの10年間は,私に「赤」はない.クオリアがない人もいるのだから,幻想だという人もいるのだ.多様性なのだろう.
クオリアは脳の現象だとは思う.でも,誰もに常に起こる現象ではないだろう.霊感に満ちた人には毎日起こる現象かも知れないが,私のような人間には多くて年に数回程度しか起こらない珍しい現象である.そして,滅多に起きないほうが心が安定して暮らせる気はする.
自然法則しかないのなら,その法則を実装した存在を考えてしまう.やはり神はいると結論している.自然法則を発見する才能を人間に与えた存在も考えてしまう.やはり神はいると思う.神は人間を自然の中に放任するために各人に人格を与え,理性や道徳や社会性を持たせた.人は人を整えないといけない.
脳は時間を直接理解できないのだろう.おそらく,時間やその存在を理解できない仕組みが脳にある.一方,神は時間を全て完全に把握し,始めから終わりまで全て人類を詳細に理解している.神は人間に時間について探究する自由も与えている.